アプリiMovieがアップデート:テロップの自由化とその怖さについて

スマホアプリで動画を編集する際、多くの方がブーブー文句を言う最たるものが「文字入れ」です。

タイトル、字幕、テロップ…
いろんな表現や言い方がありますが、この記事ではシンプルに「文字入れ」と表現することにします。

ブーブー文句を言う理由は、だいたい次の2つに集約されます。

・決まった場所にしか配置できない
・文字サイズを変えられない

つまり、「好きな場所に好きなように文字が入れられない!」というわけです。

今回のiMovieのアップデートで、文字入れが自由化された

iPhoneについてくる動画編集アプリiMovieもまた、このブーブーの対象でした。
編集機能そのものは十分優れていると考えていますが、僕も文字入れについては確かに窮屈に感じてきました。

ところが、この10月のアップデート(バージョン2.3:iOS14.0以降)では、この文字入れの部分が大幅に変わったのです。

①色が変えられる!
②フォントを変えたりシャドウが入れられる!
③位置やサイズも変えられる!

これは、すごい。
「ついにiMovieの文字入れが自由化された!」と僕は感じました。

他にもアップデートされた機能はありますが、ここが大きいところでしょう。

ただ僕は、このアップデートに感嘆するとともに、ふとした不安も感じたのです。

文字入れにブーブー言うのは、撮影の時何も考えなかった人

従来のiMovieで「好きな場所に文字が入れられない」と不満を持つ人の多くは、「そこに文字が入ることを想定してなかった」「自分の撮影素材の空いた部分に文字を入れたい」というわけです。

例えばこんな感じですね。
文字が背後の模様やモノにかぶってしまい、読みづらいことになっています。

 

しかしこちらを見てください。

そこに文字が入ることを想定して撮影すれば、きれいに処理できるんです。

従来の文字入れに文句を言うのは、単に撮影の時に何も考えてなかっただけじゃないか、なんて思ったりもします。

文字入れにブーブー言うのは、見やすさを考えてない人

今回のアップデートでも、「まだ対応していない」と思ったのは、入れられる文字の数です。
1つのクリップ(素材)に対して、1種類の文字しか入れられません。

これも、不満に思う人はいるでしょう。

1つの素材に対して何種類も文字を入れることができると、例えばこんなことが可能になります。

 

インタビュー動画などでも、

・その人の名前や肩書き
・話している内容のテロップ
・質問

などを1画面に一度に入れたい、なんて考える人もいるでしょう。

しかし、文字がいっぱいの動画は見ていて辛いです。
画面内のあっちにもこっちにも文字が入ってたら、視線も定まらず視聴者フレンドリーではありません。

だったら、1画面1種類の文字でなんとか表現する方法を考えた方がいいのではないか、なんて思ったりもします。

初心者にとっては「好きなようにして」が一番しんどい

そもそも、Apple社のデザイナーが考えたレイアウト。
それを活かす方が無難じゃないかと僕は思っています。

僕は長年、初心者向けの映像制作指導を行なってきました。

初心者にとって一番難しいのは、「好きなようにすること」です。
「自由にやってみて」と言われてもできない。
「これでいいのかどうか」と不安になるのです。

それよりも、「これはここに配置して」「それはこの機能を使って」と決めてもらった方が楽。

だからiMovieの文字入れも、ある種の制限は初心者にはむしろ必要なことだと思ってきたんです。

今回のこの「文字入れの自由化」。

これにより、自分の好きなように配置、操作できるようになりました。
文字に色がつけられるとなったら、つい色もつけたくなるでしょう。

これは、皆さん自身に「センスが求められるようになった」ということを意味します。

これがいいことなのか悪いことなのか、判断するのは皆さん自身です。


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