iPhone画面をプロジェクターに表示する方法〜これが意外とやっかいで…

「スマートフォン動画編集」の講師を担当することが多いなか、ずっと困ってきたことがあります。
それは、自分のスマホ(iPhone)画面を、参加者が見えるように大きく表示する方法。

「自分のスマホ画面を、プロジェクターに投影する」
これ、意外と難易度が高いのです。

今回は、僕がやってきたことをいくつかご紹介したいと思います。

 目次
  • そもそも何が問題か
  • 僕がよく試す方法3選
  • その他の方法2選
  • まとめ
  • そもそも何が問題か

    僕は普段Macを使っていて、講師をやる際はこのMacをプロジェクターに接続して使います。

    ちなみに、「PCをプロジェクターにつなぐ」こと自体、あれこれ障害が発生しやすい。

    『プロジェクターが表示されない』
    https://wepress.web-magazine.jp/2023/09/15/20230915-2/

    過去のウェプレスの記事でも見かけましたが、こういう現場のヒリヒリはたまに起こります。
    現地のプロジェクターと自分のPC、そしてケーブルの「接続の相性」のようなものがある。

    今回の記事は、ここにさらにもう一つ「つなぐもの」が増えます。

    [プロジェクター]-[Mac]-[iPhone]

    この解決のため、いろんな方法を試してきました。

    先にお伝えしておくと、「これで万事OK」という解決策はありません。
    毎度、現場の状況に合わせて、選択肢の中からどれかを試す感じ。

    僕がよく試す方法3選

    「スマホ画面を、PCと同期させる」=画面ミラーリング
    これができれば、プロジェクターへの投影も可能となります。

    以下の方法は、お使いのMacのOSのバージョンなどによっても異なります。
    「この方法、試してみよう」という感じでお読みいただけるといいかなと思います。

    【1】zoomを利用する

    オンライン会議システムのzoomの画面共有を使う方法です。
    会場のWi-Fiが使えるなら、これが一番簡単です。
    セミナー自体をzoomを使って流しているならなおさら。

    ケーブルを使う方法と、画面ミラーリング機能を使う方法があります。
    僕の環境ではなぜか画面ミラーリングがうまく機能しないことが多く、無難にケーブル接続をしています。

    参考)Zoom デスクトップ クライアントに iOS画面を共有する
    https://support.zoom.com/hc/ja/article?id=zm_kb&sysparm_article=KB0066713

    問題は、Wi-Fiが使えない会場も結構あるということと、Wi-Fiが使えても電波が弱すぎて使いものにならない場合があること。
    だから、油断できません。

    【2】アプリ「Apowermirror」を利用する

    画面共有専門のアプリを使う方法。これもよく使います。

    参考)Android/iPhone スマホをリアルタイムでPCに画面共有できるアプリ
    https://www.apowersoft.jp/phone-mirror

    が、無料版は短時間しか使えません。
    切れたらつなぎ直し続ける、という方法もありますが、ちょっと面倒。

    【3】iPhoneを直接プロジェクターにつなぐ

    変換ケーブルを使って、iPhone画面を直接プロジェクターに写す方法です。

    あくまで僕の経験上ですが、これがあまりうまくいかない。
    なぜか、iPhoneが反応しないか、接続できても数秒で切れてしまう。

    参考)iPhoneとプロジェクターを接続し大画面で楽しむ方法
    https://projector-navi.com/projector-setting/iphone-projector-conneect.html

    また、セミナー中にプロジェクターのケーブルをMacにつないだりiPhoneにつないだり、といった切り替えがとても手間なので、避けたい手法です。

    その他の方法2選

    だいたい、以上の3つのどれかで乗り切ることが多いのですが、人によってはさらに別の方法が合うかもしれません。
    以下、チェックしてみたけれど自分ではうまくいかない方法もご紹介しておきます。

    【4】AirPlay を使った画面ミラーリング機能を使う

    「【1】zoomを使う」でも少し触れたとおり、僕の環境では「画面ミラーリング」があまりうまくいきません。
    ただ、人によってはこれはとても簡単な方法だと思うのでぜひお試しください。

    参考)AirPlay を使ってiPhoneをMacにミラーリングする
    https://support.apple.com/ja-jp/102661

    【5】パソコン上で使える動画編集アプリを使う

    iPhoneを接続するのではなく、パソコン上で動くアプリなら話はシンプルです。

    例えば、動画編集アプリCapCutはPC版もあります。
    https://www.capcut.com/ja-jp/tools/desktop-video-editor

    ただ、そもそもスマホ版とインターフェース(表示画面)が同じではないので、PC版を表示するとスマホで学びたい初心者からは不評です。

    まとめ

    ここまで書いておきながら、実は「そもそもの問題」があります。

    どれだけ画面いっぱいにスマホ画面を表示できても、何十人も集まる会場では後ろの方から見づらいのです。
    動画編集画面の細かい文字が遠くから読めない。

    これはもう、仕方ない。
    動画編集画面の「黒い画面に(小さい)白抜き文字」って、プロジェクター向きじゃないですね・・。

    今回の内容は、お使いのMacのバージョンや、機種による端子の種類など、いろんな条件によって、できる・できないが変わってきます。
    今後もずっと、追いかけ続けなきゃいけないテーマなんだと思います。

    【PR】


    さいたまのホームページ制作運用定額プラン2x2(ツーバイツー)のご案内


    長尺動画制作パッケージのご案内│新浦和映像