子供からYouTubeをひきはがす方法

昭和の時代は、「チャンネル争い」という言葉がありました。
テレビが一家に1台しかないから、チャンネルの奪い合いになっていた。

ところが現代は、動画を視聴できるデバイスが一人1台、いやそれ以上。
その結果、子供たちがそれぞれ勝手に、好きなだけYouTubeに没頭するようになってしまった。

これはきっと、うちだけじゃないはず。

「いかにYouTubeばかり見ないようにするか」に挑戦した、父と息子たちの戦記をお届けします。

 目次
  • 「YouTube子守り」から脱出したい
  • YouTubeを見せないためにやってみたこと
  • いろんなアドバイスを求めて、行き着いたこと
  • まとめ
  • 「YouTube子守り」から脱出したい

    僕は週末もパソコン作業をすることが多く、その間、子どもたちが静かにしてくれてると大変助かる。
    ・・・結果、子供たちは四六時中iPadでYouTubeを見るようになってしまった。

    YouTubeは、もう、あちこちで視聴できます。
    パソコンはもちろん、スマホ、タブレットでも。
    テレビリモコンにYouTubeボタンが付いている。
    任天堂Switchでも見られる。

    YouTube自体は否定しない。
    毒にも薬にもならないコンテンツを息抜きに楽しむのも構わない。

    ただ、ずっと中毒のように見続けるのをやめさせたい。

    うちは子供たちにスマートフォンを持たせていませんが、僕と妻のiPadが使い放題になっている。
    「YouTubeを見せないようにする」ために、あれこれ試してみたのです。

    YouTubeを見せないためにやってみたこと

    いろいろ試したことを羅列します。

    ●「やめなさい」と言ってみた
    きれいに無視されました。

    ●「何時から何時までは見てもいい」などルールを作ってみた
    しかし、これを守らせるには、管理する人が必要になる。
    自分が面倒になってしまって終了。

    ●「Nintendo みまもりSwitch」を利用してみた
    任天堂Switchには、「Nintendo みまもりSwitch」という子供のゲーム時間を管理できるアプリがついています。
    これ、制限時間になると、僕のスマホの音が鳴る。
    どうにも邪魔になって切ってしまいました。

    ●「捨てるぞ」「壊すぞ」と怒ってみた
    まったく効果がありませんでした。
    「仕事で使うからそんなことするはずない」と憎まれ口を叩く。

    ●隠してみた
    子供たちがトイレに行ってる隙とか、学校から戻ってないタイミングで、こっそり隠してみた。
    ところが、あいつらは驚くほどすぐに見つけ出す。

    完全に僕の性格を読まれているのでしょう。

    僕はiPadを、座布団の下など、万が一踏んだりするような場所には絶対置かない。
    上から落ちて壊れるような高い場所にも、絶対置かない。
    だとしたらこのあたり・・・と。

    だいたい、僕も使うので、隠すと自分が面倒になる。
    うっかり長く隠してしまい、いざ使おうとするとバッテリーが切れてたことも。

    ・・・試しても試しても、すべて自分に跳ね返ってくる。

    それに、「見るな見るな」と口うるさく言う一方で、父親はYouTubeで仕事の動画のチェックをしてたりする。
    自分自身がYouTubeの画面内でしゃべってたりする。
    子供達が見ている画面内に、父親のショート動画がおすすめで出てきたりする。

    非常に歯がゆく、なんとももどかしい。

    いろんなアドバイスを求めて、行き着いたこと

    子供からYouTubeをどうひきはがすかについて、いろいろと調べてみました。
    ネットで検索したり、YouTube動画を見たり(!)、知り合いに聞いてみたり。

    すると、考えてたのと違う意見にも出会いました。

    ●「むしろYouTubeを活かしてはどうか」
    これは、長男が通う塾の先生の言葉。
    「YouTubeばかり見ていると、受け身になって思考力が弱るのは事実です」
    「ただ、興味を持って調べたり、アニメを英語で見たり、勉強に活かす子もいます」

    ●「YouTubeが頭を鍛える」
    これは情報系のポッドキャストから。
    「別に、読書や紙の勉強だけがいいわけではなく、インプットとアウトプットのバランスが大事」
    「興味を持って見たYouTubeの内容について、説明させると脳が活性化する」
    「ものがたりがあるものは、要約力も鍛えられる」

    YouTubeを悪としてとらえてしまっていましたが、良い点もあるのではないか、と気付かされました。

    下の子供が、習ってない漢字が読めるのは、YouTubeでテロップと音声を聞き続けているから。
    長男は、ルービックキューブに興味を持ってから、YouTube動画ですっかりマスターしてしまいました。

    まとめ

    物理的にひきはがそうと、子供たちを公園に連れ出してみました。

    やつらが遊んでる間、僕はついスマホを触ってしまう。
    周りの親たちもまた、ベンチに座ってスマホをいじっている人が多い。

    パパ友に「うちはYouTubeは一切見せていません」という人いて、聞いてみたらそもそもパソコンを持ってない家族らしい。
    そこは、夫婦揃ってSNSなども無縁だそう。

    子供に見せる云々の前に、親も原因になってますね。

    長男に素直に聞いてみました。
    「どうやったらYouTube見るのやめると思う?」

    「え?やめないよ」

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