2025年を振り返って、山形の小学校から届いた少し意外な依頼

こんにちは、山形のWEBデザイナー菅野です

12月下旬になり、2025年もいよいよ振り返りの時期になりました
今年を振り返ってみて、特に印象に残っている出来事があります

それは、9月中旬にいただいた一本の問い合わせ電話でした

お電話をくださったのは、山形市内の小学校の先生から
授業の中で子どもたちがポスターを制作しており、
「ポスター作りのコツを教える訪問授業をしてほしい」というご相談でした

授業1時間の枠を使い、2クラス約60名の前で、
私が臨時講師として教壇に立つというスタイルです

正直なところ、お受けするかどうかはかなり悩みました😅

・今年は仕事がかなり忙しく、時間的な余裕がなかったこと
・そもそも大勢の前で話すのが得意ではないこと
・小学生にうまく伝えられるのかという不安
・無償での依頼だったこと(ここは少しだけ…😅)

いろいろな気持ちが頭をよぎりました

ただ、私も独立して9年目に入り、
「少しずつでも地域に還元できることをしていきたい」
そんな思いもあり、最終的にはお受けすることにしました

苦手なことに挑戦するいい訓練になるはず!
あと車で10分ほどの近い小学校でしたのでそれも決め手になりました
サクッといけますしね😅

日程は10月上旬に決まり、事前に一度先生と打ち合わせを行いました
お話を聞くと、図工の授業ではなく「総合の授業」とのこと
子どもたちは「食品ロス」をテーマに社会問題について考え、
自分たちにできることを探る活動をしているそうです

その一環としてポスターを作ることになり、
「どうせ作るなら、実際にお店などで貼ってもらえるクオリティのものを作りたい」
そんな思いがあったと聞きました

さらに嬉しかったのは、
今回 私に連絡をくれたきっかけが先生ではなく、
子どもたち自身が山形のデザイナーを調べ
ホームページを見て私を見つけてくれたということ
これは本当に嬉しかったですね😊

訪問授業当日

小学校に着いて昇降口に行ってみると…
こどもたちの手書きメッセージがお出迎えしてくれました

こういうの嬉しいですね😊
このメッセージのおかげで緊張も和らぎました

いよいよ訪問授業開始

何を伝えるかは、直前までかなり悩みました。

見た目を美しくする、綺麗に仕上げる、かっこよくする——
いわゆる「デザイン」の技術的な部分は、今回はあえて触れないことにしました
なぜなら一度話を聞いただけで身につくものではないためです😅

その代わり、
「見る人に伝わるポスターをどう考えて作るか」
という考え方に絞ってお話ししました

伝えたポイントは3つです。

  1. 誰に伝えたいかを考える
  2. 伝えたいことを1つに絞る
  3. キャッチコピーを考える

また事前に送ってもらっていた子どもたちのポスターを、
軽く修正した例を見てもらい、
「どう変わったか」を比較しながら進めていきました

この修正例はビジュアルで見せたのでわかりやすかったようです
こどもたちの反応がすごくよかったです

そして最後は質疑応答の時間
想像以上にたくさん質問が出てきて、
子どもたちの素直な視点や発想力にただただ感心しました💦

シンプルな構成だったので、
「1時間もつかな…」と正直不安もありましたが、
時間はあっという間で、むしろ少し足りないくらいでした

私を呼びたいと言ってくれたグループの子たちが
司会進行や取りまとめ役をしてくれたこともあり、
授業はとても進めやすく、結果的に訪問授業は大成功だったと思います

その後

訪問授業を行なってから数日後、
私を呼びたいと言ってくれたグループ4人からメールが届きました
授業の内容を元に作り直したポスターを送ってきてくれたのですが
見違えるほど良くなっていました👍

こどもたちにとって、
今回の授業が将来どこかで「そういえば、こんな話を聞いたな」と
少しでも思い出してもらえる時間になっていたら良いのですが…

忙しさを理由に断らなくて本当にてよかったと思います
私にとっても、2025年を振り返る中で
とても印象に残るいい経験となりました

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