KADOKAWAグループへのサイバー攻撃により、ハッカー集団が不正に入手した内部情報をウェブ上に公開したニュースが話題となっています。
どうしてハッカー集団がそんなことをするのかというと、ざっくり言えば身代金目的。大企業が持っている個人情報を流出させると脅迫し、口止め料の支払いをもらうというのがハッカーたちの目的です。昔は子どもを誘拐して身代金を要求するという犯罪がしばしば起こりましたが、感覚としてはそれにすごく近いですね。
個人情報流出は他人事ではない
このように大手企業のサービスで個人情報が流出してしまうと、割と他人事ではなくなってきてしまいます。
例えば、IDとパスワードが流出してしまえばそのサービスに不正ログインができてしまいますし、クレジットカードの番号が登録されていればその情報まで不正に使われてしまう可能性もあります。
また、今回のKADOKAWAでは「ニコ生」で匿名で配信していた一部ユーザーの実名もウェブ上に流出してしまっているようです。
自分の情報が流出しているか確認する方法
自分の個人情報がネット上に流出してしまっているかどうかは簡単に調べることができます。
例えばセキュリティソフトでおなじみの「ノートン」もメールアドレスを入力するだけで流出の有無をチェックできるツールを提供しています。
https://jp.norton.com/breach-detection
自分のプライベート用のメールアドレスで調べてみたら、なんと過去に6回の流出が確認されてしまいました。
直近の流出は25ヶ月前ということなので、以前にパスワードを変更してからは流出していないようだったので一安心。もしずっと同じパスワードを使っている方がこのように流出が確認されてしまった場合は一通り変更しておいたほうがいいでしょう。
また、昨今の個人情報流出のニュースが増えていることを受けてか、Googleも個人情報流出のモニタリングサービスを7月末から無料で提供し始めるようです。
ダークウェブに自分の情報が漏れているか確認するGoogleの機能が無料に https://t.co/ZuUa6E0rZl pic.twitter.com/VOEWxWxqNc
— PC Watch (@pc_watch) July 4, 2024