アメリカ・サンフランシスコの企業「Luma AI」が新しく発表した「Dream Machine(ドリームマシン)」というAIサービスがSNSで大変な話題となっています。
画像やテキストから動画を生成してくれる
なぜそんなに話題になっているのかというと、「Dream Machine」に画像をアップロードするだけでその画像を高品質な動画にしてくれるから。百聞は一見にしかずなので、まずはSNSに投稿されている作品をいくつかご覧ください。
20年前に亡くなった父と従兄弟と一緒に撮った62年前の思い出が動き出す感動🥹#lumadreammachine #dreammachine pic.twitter.com/0cJ9uQLEip
— はまだよういち@縷縷プロジェクト (@yhamada) June 17, 2024
動画生成AI「Dream machine」で
自分の写真をアップロードしただけの動画。ちょっと違和感あるけど、本当に
自分がしゃべってるみたい。
後ろに映り込んだだけのおばさんたちも
しゃべってる…すごすぎ。#DreamMachine pic.twitter.com/03VsC6oRhw— 戸村涼子@スモールビジネス応援デジタル税理士 (@RtomuraTaxacc) June 22, 2024
話題の一枚の画像から動画が生成できるAI「#DreamMachine」で作成した動画。使ったのは2枚目の画像一枚のみなんですが…映画のワンシーンみたいなクオリティ…。凄すぎません、これ…。 pic.twitter.com/jStgyXO7z5
— みっこ (@mikko_20100518) June 15, 2024
画像や動画を生成してくれるサービスはほかにもありますが、お手軽かつ基本無料なのに、ここまで映画やドラマのワンシーンのように高品質な動画ができるものは今までなかったのではないでしょうか。
AIならではの変な動きになってしまって、面白い動画に仕上がることも多々ありますが、Googleのアカウントでサインインすれば無料でも1ヶ月30回まで動画を生成できます。ぜひ一度試してみてください。
「Dream Machine」の使い方
せっかくなので簡単に使い方も紹介します。
トップページ右上の「Try Now」ボタンからサインインすると、「Type some text or add an image」という入力窓が表示されました。
こちらから動画にさせたい画像をアップロードし、どのような動画にしたいかテキストで指示や補足を入力しましょう。
テキストは入れなくてもAIが自動で動画にしてくれますし、テキストは英語推奨ですが日本語でもOK。また、テキストだけでゼロから動画生成してもらうことも可能です。
試しにこちらの集合写真をアップロードし、特に指示を出さずにそのまま動画にしてみました。
ちなみに変換にかかる時間は混雑状況によるようですが早いときは数分、遅いときは数十分待つこともあります。
謎のメンバーが増えた #DreamMachine pic.twitter.com/v0HVmE0hF5
— 野島慎一郎|B級フード研究家 (@aochins8) June 23, 2024
変換が終わると、カメラが動いてメンバーが立体的に。これはすごい……と思ったら、最後に実在しないメンバーが数人増えてしまいました(笑)
カメラがスクロールするだけだったらなかなかリアルな映像に仕上がったのではないでしょうか。
また、文字だけで「日本人の子どもの男女がおいしそうにカレーライスを食べる」と指示してみたら、こんな動画が生成されました。
カレーを食べている日本の子供たちを文字だけで生成。よく見ると変なもの食べてる。惜しい。#DreamMachine pic.twitter.com/AlcETqWyYC
— 野島慎一郎|B級フード研究家 (@aochins8) June 23, 2024
序盤は映画やドラマのワンシーンのように文句なし。カレーライスがアップになるシーンはよく見ると違和感がありますが、より細かい指示を出すことで改善されるかもしれません。
生成した動画は自由にダウンロードして個人的に利用することができますが、ビジネスでの利用には有料プランの登録が必要。有料プランは3つのプランが用意されていて、動画生成可能数が増えたり、優先的に処理してもらうことができるようになります。
有料プランは月29.99ドルからで、追加で月に120回動画生成が可能に。現時点では最大5秒までの動画しか作れないため、長編のものを作りたい場合は有料プランに加入してたくさん動画を作り、動画編集ソフトで繋げる必要があります。