私はいま「基本情報技術者試験」の勉強をしています。

私は仕事柄IT関連の記事を書くことが多いです。

もともとITガジェットやプログラミングに興味があったことから仕事につながっていったのですが、最近はバラバラに調べた情報だけではなく、体系的な知識がほしいと思うようになりました。

こんなときは、資格試験を受験するのが効率的です。ITの基礎知識が学べる試験を調べると、「基本情報技術者試験」と「ITパスポート」の2つが見つかりました。

検討した結果、私は基本情報技術者試験のほうの勉強をし始めましたが、せっかくこの2つの試験について調べたのでそれぞれの違いについてまとめていきます。

 目次
  • 基本情報技術者試験
  • ITパスポート
  • 結局どちらを受けるのが良いのか?
  • 基本情報技術者試験とITパスポートの比較 まとめ
  • 基本情報技術者試験

    基本情報技術者試験は、ITエンジニアの入口となる国家試験です。

    入口とはいえ情報処理技術者を試験対象にしているので、難易度はそれなりに高いです。

    ただ、近年は合格率がわずかに上がり、現在は30~40%台を推移しています。

    これは受験者の学力が上がっていることのほか、令和2年度から全国各地でCBT方式(パソコンを利用したテスト形式)で試験期間内(2ヶ月程度)の間なら自分の好きな時に試験が受験できるようになった影響もあると考えられています。

    もちろん試験の出題範囲は広く、参考書もかなり分厚いです。

    そのため試験は午前と午後に分かれていて、試験時間は各150分。合計300分、つまり5時間の長丁場となり、午前、午後ともに6割以上正解で合格となります。

    午前の試験は4択式で80問、午後の試験は11問の中から5問を選択して回答します。また、午後の試験ではプログラミングの問題が出題されるのが特徴です。

    プログラミング言語の種類は「C言語」「Java」「Python」「アセンブラ」「表計算」の中から選ぶことができ、どれを選択するかが合格率に深く関わってくるといわれています。

    ITパスポート

    ITパスポートは基本情報技術者試験と同じく、ITの知識を証明するための国家試験です。

    ただし、対象はITエンジニアに限らず、現代社会に生きる社会人や社会人になる学生全体を対象にしているので、基本情報技術者試験とはコンセプトが異なります。

    合格率はだいたい50%前後を推移していて、難易度は基本情報技術者試験よりも低め。また、ITパスポートは試験期間に特に制限がなく、自分が都合の良い時に受けられるというメリットもあります。

    試験時間は120分間。4択式で100問が出題され、6割以上正解で合格でとなりますが、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の分野別でそれぞれ3割以上正解しなければなりません。

    結局どちらを受けるのが良いのか?

    基本情報技術者試験の午前の試験は、出題範囲がITパスポートと一部重複します。

    前述したように、ITパスポートは基本情報技術者試験よりも難易度が低く、試験も随時開催されているので受験しやすいです。

    よって、まずはITパスポートを受験して基礎知識を身につけ、その後に基本情報技術者試験を受験するという形が無難でしょう。

    ただ、基本情報技術者試験とITパスポートはどちらも試験料が7,500円(2022年現在)で、正直言って私は高いと感じます。

    基本情報技術者試験に合格すればITパスポートの合格はかすんでしまうでしょうし、それならば基本情報技術者試験に絞って勉強するのもアリ。実際に私はその理由で基本情報技術者試験の勉強をしています。

    基本情報技術者試験とITパスポートの比較 まとめ

    どちらの試験も「なんとなく使っていたIT用語を詳しく説明できるようになる」「パソコン周辺機器選びやセキュリティ対策に役立つ」という知識を得られることが共通のメリットだと思いますが、最後にそれぞれに合格した場合のメリットと試験に関する情報の比較をまとめておきます。

    ITパスポートに合格した場合のメリット

    • 基本的なIT知識を持っている証明になる(国家資格のため認知度が高い)
    • 学校で単位取得、入試優遇、学費一部免除を受けられることがある
    • 上位資格取得(基本情報技術者試験など)への第一歩となる

    基本情報技術者試験に合格した場合のメリット

    • ITパスポートよりも上位の知識(専門的なIT知識、プログラミング知識など)を持っている証明になる
    • IT系で必要なビジネス知識も学べる
    • 就職・転職時に有利になる
    • フリーランス・自営業の場合、案件を獲得しやすくなる
    • 資格手当や報奨金を出してくれる企業がある
    ※2022年度試験の概要です。年度によって変更される場合があります

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