Webにおいての「離脱」とは、主にアクセス解析で使われる数値のひとつです。
Webサイトに訪問してきた人が、次のページに進まずに閲覧をやめてしまうことを「離脱」と言います。
サイト内の別のページに進まないで他のサイトに行ってしまったり、ブラウザを閉じてしまったり、ページを開いたまま30分以上経過してしまうと「離脱」としてカウントされます。
また、そのページの閲覧数のうち、そのページを見て離脱された回数がどのくらいあったかを算出した数値を「離脱率」と言います。
例えば、10回の閲覧があったページで、そのページから離脱された回数が6回だった場合の離脱率は60%です。
離脱率はWebサイトのコンバージョン(成果)を高めるために重要な指標となります。
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
目次
●他のサイトでの説明
「離脱」「離脱率」について詳しく解説されています。
https://cont-hub.com/knowledge/glossary/abandonment_rate/
こちらでは「離脱率」について動画付きで説明されています。
https://ferret-plus.com/1018
こちらでは「離脱ページ」と「離脱率」の解説が2ページに渡り書かれています。
https://support.google.com/webmasters/answer/156184?hl=jal
どちらかと言うと「離脱」よりも「離脱率」について解説しているページが多くなっています。
●離脱率の考え方
離脱率が高いページと聞くと、あまり良くないページのように思えてしまうかもしれませんが、離脱率の高いページのすべてがダメだということではありません。
サイトに訪問した人は、必要な情報を得られたらサイトを離脱するのは当然の行為ですし、いつも閲覧しているサイトのトップページを見て、サイトが更新されていないことがわかったらすぐ離脱するのも当然でしょう。
検索から下層のページにたどり着いた人も、そのページの記事を読み終えたら内容に満足したとしてもサイトを離脱する可能性が高いですし、離脱率が高いページすべてを改善する必要はないのです。
では、どんなページで離脱率が高くなっていると問題なのでしょうか。
例えば、ショッピングサイトで商品をカートに入れ、発送先を入力させるページを経て、購入完了のページへと遷移させるサイトがあったとします。
商品をカートに入れた人の大多数は、購入完了のページでサイトを離脱するはずなのですが、途中の発送先の入力ページの離脱率が高くなっていた場合は、そのページに何らかの問題があると考えられます。
フォームの入力項目が多すぎて面倒になってしまったのかもしれませんし、必須項目が多すぎて何度もやり直しをさせられるのが鬱陶しくなってしまったのかもしれませんし、そもそもフォーム自体に何らかのエラーがあるのかもしれません。
このケースでは、商品を購入する気だった人を離脱させてしまっているため、利益を上げる機会を逃してしまっていることになります。
非常にもったいないですよね。
逆に、発送先の入力ページの離脱率を下げることができれば、それだけで売り上げが増える可能性があるとも言えます。
このように、離脱率が高くあるべきではないページで高くなっている場合は、何らかの改善が必要だということになります。
ページごとの役割と離脱率を照らし合わせて改善をしていくことで、コンバージョン率を高めることができるのです。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。