誰でもスマートフォンで簡単にできる、ちょっと面白い動画。
それが、タイムラプス撮影ではないでしょうか。
タイムラプス動画という言葉を知らない方も、映像そのものは見たことがあると思います。
これは僕が人生で初めて試しに撮ってみたタイムラプス動画です。
一定の時間を置いて、写真を撮り続ける。
その結果、早回しのような動画が出来上がる、という仕組み。
撮り方はとても簡単です。
カメラアプリを立ち上げて、「タイムラプス」を選択し、録画ボタンを押すだけ。
あとはスマホが勝手に撮影を続けてくれます。
例えば、
・夕暮れの自社工場
・お店の駐車場の様子
・出展イベントブースの様子
など、企業でも活用できる撮影ですね。
こんな風に活動の様子を伝えることもできますし、
手元の作業の様子もタイムラプスに向いています。
さて、参考になるタイムラプス動画は世の中に溢れているわけですが、別の視点から記事を続けたいと思います。
それは、
「こんなタイムラプスはダメ」
という内容です。
スマホは固定して撮ろう
試しに、スマホを首から下げて、歩きながら撮ってみました。
が、これはダメですね。
タイムラプスは、スマホを固定して撮りましょう。
ちなみに首から下げた器具はこちら。
タイムラプスは変化のあるものを撮ろう
例えば景色を撮る際、あまり変化しない景色はタイムラプス向きではありません。
空を撮る場合も、雲のない晴天は変化しないのでNGですね。
雲があっても、風が静かな場合は、あまり面白い映像になりません。
雲を撮りたいときは、雲が多く風が強い日がベスト。
長時間、邪魔が入らない場所を見つけて撮ろう
「スマホを固定して撮ろう」とお伝えしましたが、当たり前に思えるこれ、意外と大変です。
タイムラプス撮影は、長ければ30分くらい撮り続けることになります。
(そのくらい長く撮影した方が面白い変化が撮れる)
それだけの時間、固定して置いておけることを想定して場所選びをします。
高いところに置きっ放しも怖いですね。風で倒れる危険性があります。
何万円もするスマートフォンが高いところから倒れて転がっていくのなんて、想像するだけで冷や汗が出ますね。
人通りが多いと、誰かが蹴つまずくかもしれませんし、スマホの前を人が横切るかもしれません。
それがポイントになった動画もありますが、知らない歩行者の顔がはっきり写るのは避けましょう。
それからこれも見落としがちですが、炎天下で30分もスマホを放置するとかなり熱くなります。
可能なら、屋根のある場所に設置しましょう。
以上をまとめると、思いつきでどう撮るか考えてるようでは、いいタイムラプス撮影はできない、ということになります。
普段から「こんな時ここで撮れたらいいな」という時間帯と場所を考えておき、
その時が来たら「今だ!」と飛び出す。
これがベストでしょう。
まるで、事件が起きた時の新聞記者のように。
そしてそんな時のために、僕が普段から考えている<タイムラプス撮影セット>もご紹介しておきますね。
<オリカワ流タイムラプス撮影セット>
(1)スマートフォン
(2)雲台
(3)ミニ三脚
(4)読書用の本
(2)の雲台は僕は2種類使っています。
まず、右側のものから。
これはくねくねと自由自在にどんな向きにも向けられます。
そのため、雲など大きなものや、手元の撮影など微調整が必要な撮影に使っています。
一方で左側のものは、横には動かないので簡単に水平が取れます。
また、グリップもしっかりしているので、景色を長時間撮る場合などに使っています。
そして最後の(4)読書用の本、これ、意外でしたか?
タイムラプス撮影中、つまり、30分間、皆さん何をしますか。
「そりゃちょっと暇になったらスマホ見ます・・・あ!」
となりますね。
そう、スマホは仕事中なんです。
最近はスマホがないと、手持無沙汰になってしまう。
かと言ってスマホを置きっぱなしでどこかにも行けない。
というわけで、本があると間が持つ、というわけなんです。