Webサイトのフッター部分に記載されていることの多い「コピーライト」の表記。いわゆる著作権表示のことなのですが、皆さんはこの正しい書き方をご存知でしょうか?
先日、制作中のWebサイトにもコピーライトを入れる際に、いろいろなWebサイトを確認してみたのですが、サイトによって表記の仕方がバラバラなのですよね。
例えばYahoo!Japan、Twitter、楽天市場、ZOZOTOWNの4サイトのコピーライトを見てみると、以下のようになっていました。※2018年4月2日現在
Yahoo! Japan
『Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.』
Twitter
『(C) 2018 Twitter』
楽天市場
『(C) Rakuten, Inc.』
ZOZOTOWN
『COPYRIGHT (C) START TODAY CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.』
年号が入っていたりなかったり、「All Rights Reserved.」の表記もあったりなかったり、社名こそ共通で入っているものの順番がそれぞれ異なります。大手サイトにならえば間違いないだろうと思いきや、大手サイトでもバラバラなのですから、何が正解なのかさっぱりわかりません。
この機会に調べてみたところ、実はすごくシンプルな表記で大丈夫なようです。
書いておきたい要素。
・ 『Copyright』『(C)』『○の中にCのマーク』のうち、ひとつが入っていればOK。Yahoo! JapanもZOZOTOWNも『Copyright』と『(C)』が併用されていますが、これは重複していることになってしまうのです。
・ 年号は入れたほうが良いのですが、入れるのは著作物の発行年号、つまりサイトを公開した年を入れておけばいいとのこと。『2010-2018』というように、公開した年と更新した年を入れているサイトも見かけますが、この場合は『2010』だけで十分なのです。
・著作権所有者の氏名。企業の名前やWebサイト名が入っていればOKです。
この3つの要素が入っていればWebサイトのコピーライトとして成立するそうで、『All Rights Reserved.』の表記は不要とのことでした。
例えば、「ランガレウェブ」のコピーライト表記は2018年4月現在、『Copyright (C) 2017 ランガレウェブ All Rights Reserved.』となっていますが、
『(C) 2017 ランガレウェブ』
ここまで簡略化しても問題ないということに。だいぶスッキリしますよね。順番も特に決まりはないようです。
ただし日本の法律では、著作物には自動的に著作権が発生することになっているため、コピーライトの表記がなくても著作権の主張ができるそうです。
また、『Copyright』と『(C)』が重複していても、『All Rights Reserved.』の表記があっても、まどろっこしいだけで間違いということでもないようです。
もし「コピーライト」を入れるのなら、ここまでスッキリさせることができるよ、ということで覚えておいて損はないのではないでしょうか。