7月2日にKDDIの大規模な通信障害が発生して問題となりましたが、KDDIはその補償として3589万人にものぼる契約者に一律200円の返金をおこなうと発表しました。
通信障害の影響を受けた人は「たった200円かよ!」と思ってしまうかもしれませんが、その支払先が3589万人ということは単純計算で70億円超の大出費。さらに24時間以上連続してすべての通信サービスが利用できなくなった人など271万人を対象に基本使用料などの2日分の相当額を請求額から差し引くそうです。
このニュースはSNSでも大きな話題となったのですが、ここからさらに問題に発展。今回のニュースに便乗した「詐欺メール」が横行する恐れがあるとして、KDDIが注意を呼びかける事態に発展しているのです。
【要注意】KDDI補償に便乗、詐欺メールに「アクセスしないで」https://t.co/qpwvSr3cPc
KDDIは利用者に送るSMSで顧客情報を求めることはないとし、「偽メール・偽SMSにご注意ください」とした。担当者は「社会的に大きなニュースが出るとそれに便乗した詐欺が増えやすい」と話している。 pic.twitter.com/GRfV6SaYX1
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 29, 2022
Twitterなどをチェックしてみるとすでに詐欺メールが届いたと報告しているアカウントが多数見つかりました。現在のところは通信サービス制限が再度発生したとして、お知らせのURLに誘導する手口が多いようですね。
KDDI詐欺メール来た🙅 pic.twitter.com/uPXRbgwjic
— よっしー (@yossi3033) July 30, 2022
パケホなのに通信サービス制限とは?(笑)
あとauは、小文字表記だから🤣そもそも、通信制限かかったら、KDDIからのお知らせ来ますので😂
このてのフィッシング増えてるようなのでご注意を~😱 pic.twitter.com/JWPhzDeQ36
— 七枝:掃除終わらない☺️👍️ (@Nanasi_121) July 26, 2022
もちろんこれらのURLはフィッシング詐欺目的の危険なURLの可能性が高く、絶対に開いてはいけません。KDDIはホームページ上で「弊社からご返金に関してお送りするSMS本文にはリンクURL、お客さま情報のご入力を求める記載はありません」と明確に否定していますので、URLが入っているメールはすべて詐欺メールと考えて間違いありません。
https://www.kddi.com/important-news/20220729_01/
また、今後は“200円の補償金を受け取るためには手続きが必要だとDMにて促し、文中のURLへと誘導するDM”が増えると予想されています。KDDIユーザーの方はくれぐれもお気をつけください。