日本・ネパール 共同制作??お米袋をデザインした時の話

こんにちは山形のWEBデザイナー菅野です。

今年の2月に仙台市の食品雑貨屋さんから
お米袋のデザインのご依頼をいただきました

今回の印刷方法がお米袋のベースを選び
決められた範囲に後刷りで印刷をする方式で
表から裏まで全てをデザインするわけではなく
決められた範囲内でデザインする形です

完全オリジナルのデザインではありませんが
制作後 形として残るパッケージデザインはテンションが上がります

クライアントの食品雑貨屋さんは
ネパール人向けに輸入雑貨を取り扱うお店で
オーナーさんもネパールの方です
なので、今回のお米袋もネパール人の方向けの商品になります

ここで問題なのが文字です
デザインする際にネパール語で表記しなくてはいけないのですが
まったく読めませんし意味も分かりません😓
なので、文字についてはオーナーさんの力を借りながら
2人3脚でデザインを進めていきました

そもそも文字データはこちらで打ち込むことができませんので
オーナーさんからLINEで送っていただいて
そのデータをコピペしてデザインデータに反映させていきます

しかし、ここで問題が発生
いただいたデータをコピペしているのに
デザインデータ上においては文字表示が微妙に間違っているとのこと
原因ははっきりしていませんが
おそらくフォントの問題で、私の作業環境にあるフォントでは
ネパール語を全て完璧には表示できないようです🤔
しかも、ネパール語を表示できるフォントは4〜5種類程度で
どれも完璧には表示できませんでした

ここで苦肉の策になるのですが
そのネパール語をWEBブラウザ上で
最大限に拡大表示させてスクリーンショットを撮り
その画像をトレースしてなんとか対応しました😅

その後 レイアウトも固まり終わりが見ててきたところで
ここでもう1つの問題が発生
オーナーさんの希望でメインである商品名を
英語の筆記体のような動きのあるフォントで
作成して欲しいとのこと

しかし、私の作業環境でネパール語に対応できるフォントは4〜5種類程度
動きのない平凡なフォントしかありませんので対応できない状況です
一から作るにしてもネパール語を理解していないため
どの程度 文字を変化させていいのかが分からず作ることができません

ここで どうしてもこだわりたいオーナーさんが動きました
ネパールに住む知り合いのデザイナーに連絡を取り
商品名だけデザインしてもらいデータを送ってもらうことに

オーナーさんが手配してから
2日後に商品名のデザインデータが届きました
オーナーの希望通り動きのあるデザイン
かなり良い感じです👍

商品名をいただいたデータに差し替え
少しだけ印刷に適したデータに調整して完成(^^)
2月下旬に印刷用のデータを入稿し
3月上旬には無事お米袋も出来上がりました

ネパールの方向けのデザインするだけでもレア案件ですが
さらに 日本とネパールでコラボしてデザインする貴重な体験をさせていただきました

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