135兆と3,700億
世界全体でのメール送信数は今、おおよそ年間135兆、1日3,700億ということです。
メール利用人口は45億人なので、1日一人あたりのメール送信数は82通となります。
ここ数年、急激に迷惑メールが増えていると感じている人は多いと思いますが、その通りのようです。
プログラムによって送信されるメールに生成AIが加わってスパムメールの量が爆発的に増えている。その結果、メールフィルターをすり抜けてくる迷惑メールの急増や自分が使っているサーバー自体がブラックリストに入ってしまう事態が増えているのだと思います。
日本標的の攻撃が急増
また生成AIで日本語作成の障壁が低くなったことも相まって、日本を標的とする攻撃が急増。セキュリティー意識が低いままの日本人に対して、企業の知的財産や高値の付く個人情報が狙われやすいそうです。
実際、企業のサーバー管理に携わる私のもとに「メールが届かない」という事象の相談が頻発していますが、ひとつおススメしているのは、ウェブとメールを別の運用をするということです。
”解決策”とまでは言えませんが、効果的な対策だとは思います。

ウェブとメールを別運用に
低額で契約できる共用サーバーには、複数の会社のサイトやメールが同居していて、どれかひとつが迷惑メールの発信元になってしまえば、全部がブラックリスト化されて、メールが送れたり、送れなかったりという事態に繋がります。
ですから、たとえば小規模事業社なら、会社ドメインがあってもメールはgmaiを使う、というのも手です。
会社の方針に合わせて①メール専用サーバーを持つ②Office365やGoogleWorkspaceなどのサービスを使うなどが考えられます。
②については、outlookやhotmai、gmailを使いたくなければ法人ドメインを使うこともできます。


