iPhoneの「作文ツール」って何? iOS 18から使える文章支援機能を解説

最近はiPhoneの新機能ばかり紹介している気がしますが、それだけすごい勢いで進化しているということなのでしょう。実際のところ「Apple Intelligence」というiOS 18以降に搭載されているAIシステムの登場によって、できることの幅が急激に広がっているようです。

今回は文章支援機能として登場した「作文ツール」について紹介します。

文章支援機能「作文ツール」とは?

例えば、iPhoneのウェブブラウザで文章をコピーしようとして範囲を選択すると、メニューが吹き出し型に表示されます。


この選択肢に「作文ツール」と表示されるようになりました。

この機能は主にiPhone 15 Pro / 16シリーズ以降など、「Apple Intelligence」が有効な端末で利用可能で、iOS 18.4から日本語を含む多言語対応が始まりました。

「作文ツール」でできること

作文ツールでは主に以下のようなことができます。

校正:文法・スペルをチェックし、訂正案を提示
書き直し:文章の表現を「友好的」「ビジネス」などのトーンに変換
要約・整理:「要約」「箇条書き」「表」などにして読みやすく再構成
作文支援:指示に応じて文章を新規作成(※ChatGPT連携が必要な場合も)

文章の書き直し・要約機能を使ってみた

「作文ツール」をタップするとメニュー画面が表示されます。

直感的にわかりやすいのは「フレンドリー」「プロフェッショナル」「簡潔」などといったボタン。選択した範囲の文章をあっという間にフレンドリーな文体にしたり、ビジネスメールのような文体にしたり、簡潔にしたりできます。

試しにこの画像で表示している記事を作文ツールで変換してみましょう。

iOS 18以降のボイスメモに搭載された「文字起こし機能」が便利!(ウェプレス)
https://wepress.web-magazine.jp/2025/08/12/20250812/

・フレンドリートーン

ChatGPTが話しかけてくるようなトーンになりました。お堅い文章を読みやすくすることができそうです。

・プロフェッショナルトーン

プロフェッショナルトーンは原文とさほど変わりませんでした。標準的なWeb記事くらいのトーンと思えばいいのでしょうか。

・要約

要約機能はわかりやすいです。要点をざっとまとめてくれました。これを鵜呑みにして平気かは確認したほうがいい気がしますが、資料や記事をざっと読んだ気になることはできそうです。

・要点

要点機能では内容を箇条書きにしてくれました。これもわかりやすい。長い文を読むことになったらまずこの機能で要点整理すると入りやすくなるかも……?

変更する文体を細かく指示もできる

「作文ツール」のメニューにある「変更を説明」からは、変更させたい文体などを直接指示することができます。

例えば、同じ記事に対して「上司への報告書風にして」と指示を出してみると……

見事にそれっぽいフォーマットにまとめてくれました。これはすごい!

メール、メモ帳、SNSなどでも使える!

今回はWebサイト上のテキストから「作文ツール」を使いましたが、文字入力が関連するシーンであればメール、メモ帳、SNSなど何にでも使えます。

友人宛てにで書いたメールをビジネスメール風に変換させるのもすぐできますし、「校正」機能を使って内容に誤りがないかも確認可能。使えば使うほど便利そうです。

直感でいろいろ試せると思いますので、機能を使える端末をお持ちの方はぜひ試してみてください。

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