Microsoft のチャット型AI「BingAI」を使ってみた!

今話題沸騰中のチャット型AI。有名なのはOpenAIが開発したChatGPTですが、ほかにもさまざまなチャット型AIがリリースされています。

今回は、Microsoft社が提供しているBingAIについてご紹介します。

BingAIの使い方

以前は順番待ちリストへの登録が必要だったBingAIですが、今はEdgeブラウザに標準搭載されています。

使い方は簡単。デスクトップもしくはスマートフォンからEdgeブラウザを開き、Microsoftアカウントでログイン。次にデスクトップからなら画面右上のアイコンをクリック。これでチャットの入力画面が開きます。

チャット欄はブラウザ画面の右側に表示されます。ほうきのアイコンをクリックして新しいトピックを開きましょう。

回答の参照元URLが表示される

今回は「日本で3番目に長い川」について聞いてみます。「何でも聞いてください」書かれている質問入力欄に文章形式で質問を書いていきましょう。

質問文が入力出来たら、紙飛行機アイコンをクリックするか、Enterキーを押します。

また、BingAIには回答のトーンを3段階で設定できるという特徴があります。今回は川の名前を正確に知りたいので「厳密」を選びました。

しばらくするとBingAIから「3番目に長い川は石狩川」と回答がありました。

BingAIの回答が特徴的なのは、回答の根拠となったWebページのURLが併記されることです。詳細情報に並んでいるURLをクリックすれば、回答の参照となったWebページを確認できます。

ChatGPTの場合、何を参考に回答しているのかがわかりません。下の画像はChatGPTに同じ質問をした際の回答画面です。

説明はしっかりしていますが、BingAIと回答内容が異なっています。

このChatGPTの回答が正しいのかどうかを確かめるには、自分で検索エンジンを使ったり、本を読んだりして調べる必要があります。

BingAIのソース元にも、誰が書いたかわからないような記事が含まれることがあるため、「根拠があるから正しい」と言い切ることはできません。ただ回答の根拠がわかるので、その情報が正しいかどうか確認しやすいといえるでしょう。

BingAIの便利な機能と特徴

チャットのほかにも、BingAIには便利な機能が備わっています。

テキスト作成機能

画面上部の「作成」をクリックすると、さまざまなテキストを自動作成できる画面が開きます。

執筆できるのは「段落」「メール」「ブログの投稿」「アイデア」の4つ。文章のトーンや長さも簡単に設定できます。

画像生成機能

Image Creatorという機能を使うと、キーワードをもとにしてAIが画像を作成してくれます。作成した画像は共有したり保存したりできます。

これらはChatGPIにはない機能です。

でも商用利用するならChatGPT一択?

ここまで紹介したBingAIの機能はすべて無料で利用できます。

ChatGPTも基本的に無料で使えますが、最新版のGPT-4を使用するには有料ユーザーにならないといけません。一方、BingAIはGPT-4も無料で利用できます。

ただし、BingAIで作成されたコンテンツは個人の非商業な目的でしか利用できないようです。

作成物の使用。お客様は、本契約、Microsoft サービス規約、および弊社のコンテンツ ポリシーを遵守することを条件に、オンライン サービス以外の場所で、個人の合法的な非商業的目的のために作成物を使用できます。

引用元:新しい Bing – 詳細情報

ちなみに、ChatGPTの利用規約は以下のようになっています。

お客様が本規約を遵守することを条件として、OpenAIは、アウトプットに対するすべての権利、権原、および利益をお客様に譲渡します。これは、本規約を遵守しれば、販売や出版などの商業目的を含むあらゆる目的でコンテンツを使用できることを意味します。

引用元:Terms of use (openai.com)

規約さえ守れば、商用利用もOKのようです。

仕事でチャットAIを使う場合は、目的を問わずコンテンツを利用できるとしているChatGPTの方が安心して使えそうですね。

【PR】


さいたまのホームページ制作運用定額プラン2x2(ツーバイツー)のご案内


長尺動画制作パッケージのご案内│新浦和映像