TikTok・Instagramリール・YouTubeショート ゼロから3週間、動画を毎日アップした結果を公開します

映像に長く関わってきた人間は、ほとんどが「横動画=横長画面」を意識してきたと思います。
しかし、スマートフォンやSNSの普及により、「縦動画=縦長画面」が無視できないほど浸透しました。

横動画と縦動画。
これは、ただカメラを90度傾ければいい、という単純な話ではありません。
構図からカメラワークから、何もかもが違う。

TikTokを始めようと考えましたが、せっかくならと同じコンテンツを同時にInstagramのリール、YouTubeショートにもアップロードしてみることにしました。
僕が<縦動画御三家>と勝手に呼んでる3メディアです。

それぞれメディアの特性があるでしょうし、アルゴリズムも違うでしょう。
まずは一旦何も情報を入れず、自分なりにやってみて課題を見つけることにしました。

これは、始めてから3週間更新してみた記録です。

縦動画御三家に同じショート動画をアップロード

調査期間:7/8 〜 7/28の3週間
調査対象:TikTok・Instagramリール・YouTubeショート

こちらが、僕がショート動画をアップし始めた3メディアです。

TikTok
https://www.tiktok.com/@karufunet

Instagram
https://www.instagram.com/studio_karufu/

YouTubeショート
https://youtube.com/shorts/CSkCa7WJIfY
(ショート動画だけまとめた専用URLは無いようなので、個別投稿のURL)

今回は、「どんなコンテンツを作ればいいか」は一旦脇に置き、「ショート動画を定期的に作り、更新していく」という枠組みづくりだけに集中しました。

これが絶対とは思いませんが、まずは「スタートすること」を目標にした方がいいと思ってます。
なぜなら、アイデアは「やってると生まれてくる」と実感しているためです。

自分なりにわかってきたこと

3メディアとも、解析機能がついています。

3週間、解析ページを眺めてみて、(僕の投稿について)わかってきたことをまとめます。

(1)再生数はメディアによってバラバラ

始めてから3週間の「動画の再生数」をグラフにしたものがこちら。

正直、あまりのバラバラさにややガッカリしました。
これを見ても特段何かが導き出されるわけでもない。

3メディアそれぞれ違った動きをするし、日によって差も激しい、ということもわかってきました。

言い換えると、「どのメディアをやるといいのか?」というのは最初は考えても仕方ないなと。

(2)<最低>再生数が違う

再生数の上限に規則性は見られませんでしたが、下限に気づきがありました。

Instagramでは「30」、YouTubeショートに至っては「2」などという信じられない再生数が散見されます。
一方、TikTokではコンスタントに「300」くらいは最低でも再生されているのです。

TikTokは他のメディアに比べ、「みんなにチャンスがある=どの動画もとりあえず拡散される」と聞いたことがありますが、納得できた結果となりました。

TikTokだけは、300をどれだけ超えるか?がチェックポイントになりそうです。

(3)アップして短時間しか見られない

動画を公開して、早ければ1時間、長くても3時間程度で一気にMAX再生数に達し、その後はあまり増えない。
これは3メディアとも共通でした。

ショート動画は、動画そのものの短さもさることながら、視聴される可能性のある時間も短い。
短期間の認知メディアであることがわかります。

・YouTube動画=カタログ(ストック型)
・ショート動画=チラシ(フロー型)

こういった使い分けを意識した方がいいかもしれません。

(4)視聴時間は8〜11秒

「平均視聴時間」では、どれも長くて11秒程度、短いと8秒くらいとなっていました。
従来のYouTube動画も「冒頭の数秒で決まる」というのが常識で、この傾向は同じなのでしょう。

(5)どこで僕の動画を見ているのか

YouTubeショートの「トラフィックソース」などで、どこで動画が人の目に触れているのかを確認できます。

TikTokは無作為に拡散され、「おすすめ」で紹介されるとドッとアクセスが増える。
Instagramはいまいち不明。
YouTubeショートは、「ショートフィード」がほとんどで、たまに検索から。

最後のYouTubeショートが驚きでした。
既存のYouTube登録者はほとんど僕のショート動画を見ていない。
YouTubeでは、ショート動画専門の「ショートフィード」で見られている。

(6)ショート動画が見られるかどうかは、サムネイルではなく冒頭の一瞬で決まる

従来のYouTubeでは、再生数はサムネイルにかなり影響を受けています。
が、ショート動画はどんどん流れてくるため、冒頭の一瞬でその先が見られるかどうかが決まるのでしょう。

(7)音楽選びに困る

毎度、ショート動画には音楽を入れますが、この音楽選びが地味に面倒です。
3メディア、それぞれ使える音源が違います。
そのため、この3週間だけでも、21日間×3メディア=63曲を選んできたのです。

動画を作るのには慣れましたが、音楽選びがややストレスです。

しかし一度、YouTubeショートで、最近よく聞くSEKAI NO OWARIの「Habit」という曲をつけたところ、一気に再生数がハネたことがありました。

音楽選びは、再生数にも影響する大事な要素のようです。

(8)ハッシュタグ記入が面倒

毎回毎回、ハッシュタグを選んで記入するのが面倒です。
ほんと面倒です。
ここはテクニックありそうなので、書籍やネットで研究したいと思います。

まとめ

今のところ、次のように捉えています。

◎ショート動画は、短期間認知メディア。
→だから、こまめにどんどん発信する。

◎視聴数は冒頭で決まる。
→だから、冒頭を魅力的にする構成を考える。

◎視聴者維持数は短くて8秒。
→だから、動画はとりあえず10秒程度に編集する。

◎(僕の場合、YouTubeショートだけは)まったく再生されない時がある。
→だから、投稿時間を変えて、調査を続ける。

こうやって、自分のためのやり口がどんどん絞られていく感じが、たまりません。
特にTikTokは、知らない人への宣伝に使えるメディアと言えます。

年齢層が若めとは言われていますが、年齢層はほっといてもじわじわと上がっていくと思うので、これからも続けます。

引き続き検証を続けたいと思います。

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