パソコンやスマートフォンなどからインターネットを利用するには、ブラウザを立ち上げてWebサイトを開くことになります。そのブラウザには「Internet Explorer」「Google Chrome」「Safari」「Firefox」など、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか。
ブラウザが違っても普通にインターネットを使っている分には大差がなく、違いがあるとすれば表示速度の差を多少感じることがあったり、拡張機能に違いがあることくらいです。
そんな“大差のないブラウザ※”ですが、実際にはどのくらいの比率で利用されているのでしょうか。
「statcounter」というサイトで確認
ブラウザが利用されている比率は「statcounter」というサイトで確認することができます。こちらのサイトを使って、2017年8月から2018年8月までの期間で、主要ブラウザの利用者がどのくらい推移しているのかをグラフ化してみました。
上のグラフはスマートフォン、タブレットを除いたデータなのですが、Google Chromeの利用者は直近の1年でも増え続け全体の50%を超えています。逆にInternet Explorerは1年前の時点で25%いた利用者が20%を割ってしまいました。このまま進めば、Google Chromeの表示だけをサポートし、Internet Explorerでの表示はサポートしていないというサイトが増えてきてもおかしくないでしょう。
また、「statcounter」というサイトでは他にもWebに関するいろいろなデータを調べることができます。
スマートフォンの利用者の内訳
日本ではiOS(iPhone)を利用している人が全体の3分の2もいて、ずっと数値も安定しています。
ところが対象を世界に広げてみると……
iOSを利用しているのはわずか2割程度で、Androidは4分の3以上と、日本とすっかり逆の結果が出ました。日本人がいかにApple製品を好きなのかがよくわかるデータですね。
こういったデータはWebサイトを制作したり、Webサービスを始めたり、スマホアプリを導入するときに、どんなブラウザや端末を利用している人を対象にするか決める際に参考になるはずです。
「statcounter」は英語のサイトですが、細かく期間や地域を絞り込んだり、他にもまだたくさんのデータを表示させることもできます。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
statcounter
http://gs.statcounter.com/
※ユーザーからすると大差はありませんが、製作者からすると大きな違いがあります。どのブラウザのどのバージョンまでを対象とするかで、作業量は大きく変わります。100%の端末で完璧な表示は現実的には難しいので、どこまで対応するのか都度決める必要があるのです。