Webフォントとは、インターネットを介してフォントのデータを配信し、それぞれのWebブラウザでフォントを表示させる仕組みのことをいいます。
通常Webブラウザはインターネットに接続している端末に入っているフォントデータを使い、Webページを表示させます。
そのため、もしWebサイト側で指定したフォントが端末に入っていなかった場合は別のフォントに置き換えられて表示されるため、デザイナーが意図したデザインとは違う見た目になってしまうのです。
また、デザイン時に文字データを画像ファイルに変換すれば、フォントの有無にかかわらずWebサイトをデザインした通りに表示させることはできます。
ただし画像ファイルにしてしまったデータは文字を修正する際に手間がかかり、文字データではないのでサイト内検索やコピー&ペーストもできません。
Webフォントを使用すると、ユーザーがサイトを開くたびにWebサーバー上に置いたフォントデータをダウンロードしてページを表示させることになるため、常にデザイナーが意図したとおりのデザインでWebサイトを表示させることができます。
Webフォントについてもっと知りたい方は下記をご覧ください。
目次
他のサイトでの説明
Webフォントを使用するメリットとデメリット
復習クイズ
●他のサイトでの説明
主要Webフォントサービスの「TypeSquare」の説明ページです。
https://typesquare.com/ja/service/
Wikipediaの説明はシンプルでわかりやすいです。
https://baigie.me/glossary/2017/05/webfont/
Webフォントを使うメリット・デメリットまで説明されています。
https://blog.core-j.co.jp/high-quality-content
●Webフォントを使用するメリットとデメリット
■Webフォントを使用する主なメリット
・ユーザーの環境が違っても、統一されたデザインのWebページを表示させられる
Webフォントを使用していない場合、端末にインストールされていないフォントはそれぞれ違うフォントで表示されてしまいます。
・使用画像を減らせるため、ページのデータ量を少なくできる
画像ファイルにして表示していたテキストをWebフォントに置き換えることができれば、使用画像が減ってページのデータ量を削減できます。
・テキストの修正が楽
Webフォントを使用している文字の修正は、フォント指定をしていないサイトと同じ感覚で作業できるため、手間がかかりません。Webフォントを使用せず画像ファイルにしている場合は、画像ファイルを修正できる環境と、フォントデータを保有していないと修正できず、文字数の増減にも対応しにくくなります。
■Webフォントを使用する主なデメリット
・費用が必要となる
Webフォントは有料の場合がほとんどです。無料のものでもライセンス表示が必要になるなど、お金をかけずに自由に使うことはできません。
・日本語のWebフォントはまだ少ない
日本語はひらがな、カタカナ、漢字と文字数がかなり多いこともあり、日本語で利用できるWebフォントは欧文のWebフォントと比べて圧倒的に少ないです。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。