飛行機に乗るときはスマホの電源をオフにするか、一時的にスマホの通信を一括でオフにする「機内モード」にする必要があります。
実はこの機内モード、日常の中でも意外と便利な活用法があるのです。覚えておくと役に立つことがあるかもしれませんよ。
活用法①:通知を一時的に完全シャットアウト
通信をまとめてオフにするため、通話、メール、SNSの通知を一切受け取りたくないときにも使えます。
マナーモードでも通知音はオフにすることができますが、着信による振動や通知のポップアップは止められないので、気になってしまうこともあるでしょう。作業などに集中したくて、一時的に通信をシャットアウトしたいときには機内モードにすると手っ取り早いのです。
ちなみに、アラームやタイマーは通信と関係ないため、機内モードでも鳴ることが多いです。気をつけましょう。
活用法②:バッテリーを節約&充電効率を少し改善
通信機能を遮断することで、スマホが基地局を探す動作などがなくなり、余計な電力消費を抑えることができます。
地下や山間部、建物の深部など、電波が弱い場所では基地局を探す動作による電力消費が激しくなるので、機内モードが特に効果的です。
また、充電中に機内モードをオンにすると充電が若干速く感じられることがあります。電力消費が抑えられた分、充電の速度が上がるという仕組みのようです。ただし、劇的な速度改善までは期待できないそう。
活用法③:通信機能のリセット
機内モードは通信機能を再起動するような役割を果たすことがあります。
Wi-Fiが繋がりにくい、モバイル通信が遅くなった、というような通信関係のトラブルが生じたときは、機内モードを一旦オンにしてからすぐオフに戻してみましょう。これだけで接続をリフレッシュできることが多いです。電源を切るより手軽ですね。
ただし、アプリやネットワーク側の問題(サーバー障害、ルーターの不具合など)のときは効果がありません。一度機内モードのオン・オフを試してみて、それでも通信が改善されない場合はアプリやネットワークの問題を疑ってみるといいでしょう。
活用法④:モバイル通信を使わずWi-Fiだけを使う
一旦機内モードにしてすべての通信をオフにしたあと、Wi-Fiだけを手動でオンできる機種は多いです。こうするとモバイルデータ通信を使わず、Wi-Fiだけでインターネットに接続することになります。
月末でデータ通信容量の残りが少なくなり、なるべく消費したくないときなどにこの手を使うと、一切消費しないままインターネットを利用できます。小さいお子様にスマホを使わせる際にも機内モードからWi-Fiをオンにすれば、誤操作による意図せぬ通話を防ぐことができますよ。
着信がない状態になるので要注意
以上のように、実は便利な使い方もいろいろある機内モード。ですが、通話やSMSなどは基本的に使えなくなることを忘れてはいけません。
機内モードにしている最中は携帯電話としての機能を果たさないといっても過言ではないのです。一度オンにしたあと、用事が終わったら再びオフに戻すのを忘れないようにしましょう。