スペインの文化として有名なSiesta(シエスタ)をご存じの方は多いと思います。和訳だと「昼寝」になります。
ゆったり暮らすライフスタイルの1つというイメージがありますが、今に続くスペインのシエスタの始まりは1936〜1939年にあった市民戦争の時代だったようです。
この時代、労働者は家族を養うために複数の仕事を掛け持ちし、昼に食事と休憩を取ることで、午後の仕事で十分なパフォーマンスを発揮できるようになったといわれています。
つまり、仕事の効率化を図って取り入れられた習慣のようです。
ちなみに、昼寝の起源はローマ帝国時代まで遡ることになるようですが。
シエスタって今も本当にあるの?
日本から来た人によく聞かれますが、シエスタは、あります。
たまに、しないしない!と言い張る人もいますが、してる人はいます。
お店もシエスタをします。
働く人がしっかり休めるように、お店も閉まるんです。14時にお店が閉まって16時にまた開いたりするところもあるので、昼間に行ったら開いてなかったというようなこともたまにあります。
レストランもシエスタ
レストランも夕方に一度閉まるところばかりです。
13時〜16時半までが昼の営業で、20時〜23時半までが夜の営業というレストランが多いです。
日本からの人を案内するときは、昼から夜まで通しで開いているレストランを探すことになります。
シエスタ休憩を有効活用
シエスタの時間は帰って食事をとる人も、有効活用する人もいます。
私は以前日本語教師をしていた時に、とある弁護士さんのシエスタ時間に日本語を教えに行ったことがあります。
彼は2時間のシエスタの1時間を食事、もう1時間をプールまたは日本語学習に当てたいということでした。
こんな風に時間を有効活用する人もいるのだと驚いた記憶があります。
私の家族の場合
私の家族たちも、シエスタ・・・しています!!
お義母さんは、ランチを食べたあとにソファーでいつも眠っています。
旦那も、時間があればシエスタを必ずします(笑)
私も、サッカーの練習が21時からと遅かったりするので、シエスタをしています。
スペインは日照時間が長く1日が長いんです。
シエスタがあることによって、よりリフレッシュでき午後が充実すると実感しています。