普段メールを打っていて、ふと「この表現でいいんだろうか」と不安になることはないでしょうか。
例えば、自分が作成した請求書を”ご請求書”って書くのはおかしくないの、とか。
例えば、「させていただく」が何度も続くと、文章がうるさくないの、とか。
そもそも、メール文章を丁寧に書こうとすればするほど、なんだか堅く、冷たい印象になるように思うのです。
AIで解決できないかを調べてみました。
日本語を敬語にしてくれるAI『3秒敬語』
こんなサービスを見つけました。
『3秒敬語』
https://3keigo.com/
日本語を敬語に “翻訳” するAI、とのこと。
◎まず、極限までシンプルな感じのページが開きます。
ログインは必要なく、すぐに使えます。
ただ、ログイン(登録)すると、自分の名前・所属・署名を保存できるようです。
◎例として「請求書を送ります。確認してください。」という文章を記入し(①)、「メール作成」をクリックします(②)。
◎すると、右側にメール文章のサンプルが現れました。
「コピーする」ボタンも右下についていて便利です。
◎いまいちだと思ったら、やり直せるようです。
クリックしてみると、別のパターンの文章が現れました。
◎メール文章だけでなく、普通の文章も変換してくれます。
左メニューにて、メール翻訳」と「平文翻訳」を切り替えられます。
「平文」とは、単なる文章、ということですね。
こんな感じ。
◎では、もともと丁寧な文章はどうなるのでしょうか。
やってみたら、あまり変わりませんでした。
この『3秒敬語』にはChromeの拡張機能も用意されています。
画面右上の「Chromeに追加」をクリックするだけ。
例えば、Webページを見ていて文章を選択すると、「3秒敬語」のアイコンが現れます。
右の「メール作成アイコン」をクリックすると、敬語のメール文章が表示されます。
日常的に使えそうですね。
ChatGPTにも聞いてみた
同じ質問を、ChatGPTにも投げかけて、3種類出してもらいました。
「請求書を送ります。確認してください。」
↓
ChatGPT
「請求書を送付させていただきます。ご確認いただけますと幸いです。」
「請求書をお送りいたしますので、ご確認をお願い申し上げます。」
「請求書を送付いたします。恐れ入りますが、ご確認くださいますようお願い申し上げます。」
ちょっとした違いですが、それぞれ書き手の丁寧さ、きまじめさが透けて見えてくる気もします。
一方で、敬語の装飾が多いほど、ビジネスライクでかしこまってる感が強い。
まとめ
自分のメール文が不安なとき、ちょっと訊ねてみるのにAIは十分活用できそうです。
そして、AIが作成した文章の方が、AI音声による読み上げ機能には向いているかもしれません。
ただ、きちんとはしてるけど、すこーし冷たく感じる気がするんです。
メールを送る相手との距離間によっては、多少崩すのもアリでしょう。
たまにAIの助けも借りながら、でも基本的には自分の文章は自分で書きたいと思いました。