こんなにいろいろある!「Microsoft Office」の代替品3選

店頭で販売されているパソコンには、WordやExcel、PowerPointなどのソフトパッケージ「Microsoft Office」があらかじめインストールされていることが多く、たいていの人はそのまま使い続けているのではないでしょうか。

しかし、オフィスソフトはMicrosoft Office一択というわけではありません。Microsoft Officeがインストールされていない格安パソコンを購入し、あとから自分でMicrosoft Officeの代替となるオフィスソフトを選んでインストールするということもできるのです。

この記事では、Microsoft Officeの代替品となるオフィスソフトを3つ紹介します。

 目次
  • 1. WPS(有料)
  • 2. Google Drive(基本無料)
  • 3. Libre Office(無料)
  • まとめ
  • 1. WPS(有料)

    「WPS」は、Kingsoft社が提供するMicrosoft Officeの互換製品です。

    Windows10に対応しているのはWPS2というバージョンで、Writer(文書作成)、Spreadsheets(表計算)、Presentation(スライド資料作成)の3つの頭文字をとった商品名となっています。もちろんそれぞれWord、Excel、PowerPointの代替品として利用可能であり、さらに、PDF閲覧用のソフトもセットになっています。

    WPSは有料ですが、含まれているソフトや機能によって価格が異なります。Writer、Spreadsheets、PDFのみのPersonal Editionなら4,190円(税込)という格安で手に入ります。

    ただし、このバージョンだとVBA(Visual Basic for Applications=ExcelやSpreadsheetsの拡張機能として提供されているプログラミング言語)は使えません。VBAを使うなら、7,390円(税込)のGold Edition以上を購入する必要があります。

    WPSはMicrosoft Officeに比べて機能はやや少なめですが、その分軽くて使いやすいです。インターフェイスもMicosoft Officeよりスッキリしています。

    また、WPS固有の機能も便利です。複数のファイルを同じウィンドウの中でタブ別に開けるのは、個人的にはとても便利に感じています。ファイルの中のURLをクリックした場合もWPSのウィンドウ内でWebページに接続できるのでブラウザを立ち上げる必要もありません。このような独自機能の使い勝手はかなり良いですよ。

    2. Google Drive(基本無料)

    Google Driveはブラウザ上で使えるオンラインストレージサービスです。基本無料で使えますが、使う容量によっては有料プランを選択する必要があります。

    Google Drive上では、Microsoft Officeと互換性のあるファイルを作成できます。

    • Google ドキュメント→Word互換
    • Google スプレッドシート→Excel互換
    • Google スライド→PowerPoint互換

    このほかに、GoogleフォームといったGoogle Drive独自の機能もあります。

    Google Drive上で作ったファイルは他のユーザーとの共有がとても簡単です。共同作業をする人にとっては魅力的な特徴ですね。

    また、JavaScriptベースのGoogle Apps Scriptという言語を使うと、各種サービスを連携させたプログラム(VBAのようなもの)を作ることができます。

    一方で

    • Microsoft OfficeやWPSに比べると機能が少ない
    • ブラウザ上で使用するので動作が不安定になることがある
    • オフラインでは使えない

    などのデメリットがあります。

    3. Libre Office(無料)

    Libre Officeはオープンソースのオフィスソフトです。無料でパソコンにインストールして利用できます。

    Word代わりの「Writer」、Excel代わりの「Calc」、PowerPoint代わりの「Impress」が利用できます。

    さらにはMicrosoft OfficeのPersonalやHome & Businessバージョンでは利用できないデータベース機能も利用できる豪華仕様です(データベースソフトは「Base」という名前で提供されています)。

    ドローソフト「Draw」や数式編集ソフト「Math」も同梱されているので、理系のレポートが書きたい人にも重宝します。

    また、数年前にインストールしたときは、けっこう重たかったのですが、最新版はかなり軽く起動できました。

    はっきりいって、無料でここまでできるのは本当にすごいです。ただし有料製品のようなサポートはないので、わからないことが起きたらひとつひとつ調べていかなくてはなりません。

    https://ja.libreoffice.org/

    まとめ

    個人的な感想をまとめると、独自の便利機能+サポート体制のWPS、オンラインでのファイル共有ならGoogle Drive、多機能を求めるならLibre Officeというところです。

    私は現在WPSを使用しつつ、必要な時だけ月額のMicrosoft 365を利用しています。

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