スマートフォンのカメラが高性能化し、いつでも何枚でも気軽に写真を撮れるようになりましたが、その分写真の整頓をするのが大変にもなりました。
私は機種変更をしながらかれこれ10年前後iPhoneを使用してきましたが、カメラロールに保存されている写真の枚数を調べてみたらなんと3万6千枚超! 写真一覧を開くと時系列で整頓されて表示されますが、日付だけを頼りに過去の写真を探し出すのは大変です。
写真を検索する方法がどんどん進化している
もちろん、日付以外を頼りに写真を探し出す方法もたくさんあります。写真に位置情報が記録されていれば地図上から探すこともできますし、iPhoneが自動で顔を判別して人物ごとに振り分けてくれる機能もあります。
これらの機能は割と早い段階から実装されていたのでご存知の方も多いでしょう。
実はiPhoneの写真検索機能はさらに進化をしていて、キーワードから写真を絞り込むこともできるのです。
iPhoneの「写真」アプリを開き、下のメニューから「検索」を選択すると文字入力欄が表示されるので、例えばここに「ラーメン」と入力してみます。
するとiPhoneがラーメンだと認識している画像が自動で絞り込まれ、ラーメンの写真だけを一覧で表示させられるのです。
検索ワードに位置情報なども入れてさらに絞り込むことも可能。これは便利ですね!
写真内の日本語も検索できるように
そして昨年公開された「iOS 16」からは検索機能がさらに進化。なんと写真の中にある文字情報までiPhoneが自動で認識し、その文字を対象に検索もできるようになったのです。
私はクラフトビールのIPAというジャンルのものが好きなんですけど、これを「ビール」という単語で絞り込んでから探すのはなかなか大変でした。ところがiOS 16にアップデートしたiPhoneで「IPA」と検索してみると……
缶や瓶のラベルに書かれた文字や、飲食店のメニューの文字を見事に認識。見事に「IPA」に関連した写真を絞り込むことができました。
日本語もなかなかの精度で認識してくれます。近所のスーパー銭湯の会員証を持ち歩くのが面倒なので、会員証のバーコードの写真を撮って端末に保存していたのですが、検索ワード「会員」で調べてみたら一発でその写真を探し出すこともできました。
ここまで細かい文字まで認識、判別できるのはすごい!
大量の写真の中から探し出したいとき、とりあえず文字で検索をしてみるという方法が今後かなり有効になっていきそうな予感です。ぜひお試しを。