バルセロナの公共交通

バルセロナ市の人口は162万人で面積は102㎢。東京都に比べると人口は1/10で、面積は1/20です。
もしかしたら皆さんの想像を超えて小さな街なんだと思います。

バルセロナは、電車、メトロ、トラム、バス、タクシーなどの公共交通機関がとても発達していて、住んでいる人たちの日常の脚として使われていますし、多くの観光客にも手軽な移動手段として利用されています。

ヨーロッパ圏を中心に世界からの玄関口である国際空港から市内へも、空港専用バスやタクシーで約30分ですし、とにかくコンパクトで移動しやすい街なんです。

そして公共交通機関の料金ですが、円安、物価高を実感されている日本の皆さんには想像より安いと思います。

メトロ、トラム、バスの共通パスは月額なんと20€(3200円)!
これはゾーン1の範囲のみですが、基本的に市内に住んでいればゾーン1、遠くてもゾーン2で済むのでとても安いです。

さらに30歳までの若者の場合は3ヶ月定期が40€(6400円)です。しかもこれはMAXのゾーン6まで乗り放題で、最強パスです!
実は通常はこの倍なのですが、2022年9月から年末にかけて実施された半額キャンペーンがあまりにも好評のため、2023年も適応されているのです。

1か月20€のT-usual
T-jove(Young person’s ticket)なら3か月で40€

もちろん観光客用の1日券や2日券などいろいろ種類のチケットがあります。
交通費がなんだかんだ嵩む日本とは違って、こちらでは公共交通機関がメインで使われるような価格設定、取り組みを行政が行っているそうです。

とにかく公共交通機関が便利なので自家用車を所有する必要もないのですが、私の場合は、家族が車を持っているので親戚に会いに郊外のジローナなどに行くときなどは車を使います。
日本ではガソリン価格高騰がニュースになっているようですけど、こちらは1リットル約1.7ユーロ(277円)。ガソリンについてはこちらが物価から考えると相当高いですね。

そうそう、移動手段っていうことでいえば、ここ4、5年で電動スクーターがかなり普及してきましたよ。

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