YouTubeで収入を得る条件が少しだけ緩和される模様です

小中学生の憧れの職業としてすっかり定番となったYouTuber。おもしろ動画やゲーム実況など、楽しい動画を発信して得た収入で生計を立てられるなんて、確かに子どもたちにとってそんなに魅力的に映る職業はあまりないかもしれません。

ところが動画を投稿すれば誰でも収入を得られるわけではありません。YouTubeで収入を得るためには「YouTubeパートナープログラム」の参加資格を満たさなければならないのです。

YouTubeで収入を得るための条件

その資格要件とは以下の2つです。

(1)チャンネル登録者数1000人以上
YouTubeでチャンネルを開設している人のうち85%が1000人未満だというデータがあるようです。つまり1000人に到達するだけで全体の上位15%に入るということ。これは結構高い壁です。

(2)年間再生時間4000時間以上(もしくは過去90日間のショート再生回数1000万回以上)
再生回数ではなく再生時間というのが難しいポイントです。せっかく動画が再生されても面白くなければすぐに閉じられてしまうので、再生時間は稼げません。また、累計ではなく直近1年間での再生時間なのでこれも大変。一度4000時間に到達しても、更新を止めて4000時間を割ってしまえば、その時点で資格を失ってしまいます。

もしこの要件を満たす前に何百万、何千万回も再生される動画を投稿しても、1円も収入になりません。そのため多くの人がこの要件を満たす前に挫折してしまっているのです。

資格が少しだけ緩和される模様

ところが、この資格要件が少しだけ緩和されるとのニュースが入ってきました。

まずはアメリカ、イギリス、カナダ、台湾、韓国のみが対象ですが、以下の要件が新たに設定されるようです。

(1)チャンネル登録者数500人以上
(2)年間再生時間3000時間以上(もしくは過去90日間のショート再生回数が300万回以上)
(3)過去90日間に3回以上の動画公開

これらの要件を満たすと、ライブ配信中に視聴者から“投げ銭”を受け取れる「Super Chat」「Super Stickers」の機能や、ライブ配信以外の動画に対して投げ銭できる「Super Thanks」、有料の会員向けサービスを提供する「メンバーシップ」などの収益化ツールが利用できるようになるそうです。

動画に挿入される広告の収入を受け取るための資格要件は従来のままなので、資格が2段階に分かれ、視聴者からの投げ銭を受け取りやすくなったと考えるのがいいでしょう。

ただし、今回の要件を満たしても視聴者からの投げ銭やメンバーシップの会員登録がなければ1円も収入を得られない点は要注意。ライブ配信や、ファンに向けた活動を中心にするチャンネルとの親和性が高そうですね。

まだ日本は対象外ですが、将来的には地域が拡大される計画とのことですので、いずれ間違いなく日本も対象になるでしょう。YouTubeでの配信に興味はあるけど一歩踏み込めなかったという方は、今が始めるチャンスかもしれませんよ。

【PR】


さいたまのホームページ制作運用定額プラン2x2(ツーバイツー)のご案内


長尺動画制作パッケージのご案内│新浦和映像