文学、科学、エンジニアリング、ビジネスなど、あらゆる世界で活用することができる「デザイン思考」。単なるデザイナーの思考、というニュアンスとは異なり、一言で言うと「ユーザーを中心に物事を考えよう」という考え方のことを指すのです。
デザイン思考のプロセス
デザイン思考は、下記のプロセスを基本的には順番に実行されます。
1.共感/ユーザーの行動を理解し、何が問題なのかを見付ける
2.定義/ユーザーのニーズや問題点、自らが考えることをハッキリさせる
3.概念化/仮説を立て、新しい解決方法となるアイデアを生み出す
4.試作/問題に取り組み始め、アイデアやコンセプトを具現化する
5.検証/課題が本当に解決されているかを判断する
デザイン思考で効果を得る
各プロセスは、多くの選択肢の中から解決策を導く作業にもなり得るのです。
1.共感/何が問題だったのかがずれていなかったか
2.定義/ニーズや問題点は正しかったか
3.概念化/解決方法やアイデアは他になかったか
4.試作/アイデアは解決方法は本当にユーザーに伝わる形になっていたか
5.検証/結果が出ない場合はまた最初のプロセスから考え直せば良い
プロセスと行動、破壊と再構築の繰り返しこそがデザイン思考
問題解決にあたってこのプロセスを常に考え、繰り返すことこそがデザイン思考の本質です。
ウェブ制作のみならず様々な場面で活用できるデザイン思考、まずは身近な仕事の課題解決から取り入れてみてはいかがでしょうか。