オウンドメディアを立ち上げて自社サービスや製品に関連した記事を掲載する企業が増えました。
※用語集:オウンドメディアとは
http://wepress.web-magazine.jp/2018/11/15/ownedmedia/
せっかくオウンドメディアを立ち上げるならなるべく記事の本数は多めに掲載したいところ。
しかし社内で新たにリソースを割くのは大変ですし、ライティングの素人が原稿を書くことでクオリティを下げてしまうリスクもありますよね。
そんなときにランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使ってライターを探し、記事執筆を依頼しているという企業も多いはず。ところが納品原稿のクオリティは人それぞれで、ひどい場合は記事の大部分をほかのサイトからのコピー&ペーストで構成してくる人もいるのだとか。
コピー&ペーストで構成された原稿は、無断転載や盗作に該当し、著作権を侵害することになってしまいます。
さらに、Googleもコピーコンテンツに対しては検索順位を大きく下げる措置をとっていて、一度このペナルティを受けてしまうと回復させるのに相当な時間を要してしまいます。たった1本の外注記事によってサイトの価値が下がってしまったら溜まったものではありませんよね。
「コピペチェックツール」を使って品質管理をすると便利
そんなときに活用したいのが「コピペチェックツール」と呼ばれるサービスです。
例えばこちらの「CopyContentDetector」も無料のコピペチェックツールのひとつ。無料プランですと上限4000文字までのテキストをチェックすることができます。
チェックの方法は「調査対象テキスト」の欄に原稿を貼り付けて「チェックする」ボタンを押すだけ。約1分ほどで文章チェックが完了します。すでにウェブ上に公開されている原稿をチェックする場合は「除外ドメイン」欄に記事が公開されているサイトのURLも入力しましょう。
試しにこの記事のテキストをコピペチェックしてみたところ、類似度判定も一致率判定も良好という評価になりました。
類似度判定の方はWeb上に似ている文章がないか検索してチェックし、「コピーの疑い」「要注意」「良好」の3段階で判定してくれます。
一致率判定はテキストを単語に分解し、何%の文章が一致しているかを機械的にチェックする判定方式で、連続してコピーされている文字が続く場合にまるっとコピーされている可能性が高いと判断されます。
このように、コピペチェックはテキストをコピーして貼り付けるだけで簡単にできます。これだけでコピペ記事によってサイトの評価が下がってしまうというリスクをかなり回避できますので、外注ライターから原稿を受け取ったらコピペチェックしておく習慣をつけておくといいでしょう。
また逆に、自社オウンドメディアに掲載している記事をコピペチェックすることで、どこかのサイトに無断転載されているかどうかを調べるという応用的な使い方もできますよ。
今回紹介した「CopyContentDetector」のほかにも、ランサーズが法人アカウント向けに公開している「コピーコンテンツチェックツール」をはじめ、いろいろなコピペチェックツールがあります。検索すると簡単に無料のサービスをいくつか見つけられると思いますので、ぜひ使いやすいものを探して活用してみてください。