DNS(ディーエヌエス)とは、Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)の略称で、ドメインとIPアドレスを紐づけて管理するシステムのことをいいます。
IPアドレスとは、パソコンやスマートフォンなどからインターネットをする際、端末1台ごとに割り当てられるインターネット上の住所のようなもので、0から255までの数字を4個組み合わせて作られます。(例:192.1.0.122)
ドメインもネットワーク上の住所のようなもので、こちらは主に英数字による文字列で表現されます。(例:landgarage.co.jp)
「yahoo.co.jp」というドメインならヤフージャパンのものだとすぐにわかりますし、「amazon.co.jp」ならamazonのドメインだとすぐにわかりますよね。
IPアドレスもドメインもネットワーク上の住所を表しているという点では同じですが、人間にとってわかりやすいのはドメインの方になります。
ところがコンピューターはIPアドレスしか理解することができないため、「『yahoo.co.jp』のIPアドレスは『123.4.56.78』です」というように、IPアドレスとドメインを紐付ける必要があるのです。
この紐づけ機能を行っているシステムのことをDNSといい、この機能を有し、データを管理しているサーバーのことをDNSサーバーといいます。
DNSについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
目次
●他のサイトでの説明
DNS(Domain Name System)とは – IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/DNS.html
初心者向けの表現を使わないとこんな感じになる、という解説です。
DNSとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info/word1287.html
イラストを交えながらの初心者向け解説です。上のサイトと比べるとだいぶざっくりとした内容になっています。
Domain Name System | Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Domain_Name_System
Wikipediaでの解説もなかなかわかりやすいです。
●DNS切り替え
普段はなかなかDNSという言葉を聞くこともありませんし、普通にインターネットをするだけなら不必要な知識だといっても過言ではないでしょう。
ところが企業や店舗で自社のホームページを運営していて、管理会社を変更する際にはほぼ確実に触れることになります。
ドメイン情報を書き換えたらDNS(ネームサーバー)の切り替えを行うことになるのですが、この作業が原因となってホームページが表示されなくなったり、メールを受信できなくなったりするトラブルが起こりがちなので気をつけなければなりません。
DNSの切り替えは少しずつ反映され、完了するまでには最大3日ほどかかるとされています。
例えばA社からB社にサーバー・ドメイン移管をする場合、最大3日間はA社のサーバーとB社のサーバーに同じWebコンテンツを用意して並行して運用し、メールも両サーバーから受信する必要があります。
DNS情報を切替えても、DNS情報が浸透していないため「新サーバー」か「旧サーバー」どちらかのサーバへアクセスされます。
DNS情報が浸透するまで、最大72時間ほどほどかかります。その間、両方のサーバーを並行運用でご利用ください。「旧サーバー」へメールが届かなくなりましたら「旧サーバー」を解約するようにしてください。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。