記事の中身を読まずに拡散する人が多くなっている?

Twitterの「トレンド」欄を見ると、ネットで今何が話題になっているかを把握できてなかなか面白いです。トレンドをくだらない話題が占めているときは平和な証。ワールドカップ中は試合で目立った活躍(もしくはミス)をした選手の名前がトレンド入りしていましたし、先日の大雨や地震が起こったときには災害関連の言葉が並びます。

先日、そんなトレンド欄に「全面ドーム化」という言葉が入っていたので何かと思ったら、以下のツイートがたくさんリツイートされ、多くの人が反応した結果でした。

『東京23区、全面ドーム化へ エアコン完備「全天候型都市」目指す』という信じられないようなニュースの見出し風のツイート。でもこれは信じられなくて当然。これは「虚構新聞」といって、ジョークのニュースを配信し続けているサイトのアカウントだからなのです。

虚構新聞の記事はいつもよくできているのですが、きちんと読めばしっかり嘘だとわかる内容。今回も嘘だと理解して読めば、虚構と現実の境目を上手にぼかしたとてもおもしろい記事でした。

ところが、Twitter上ではこの記事をジョークと思わずに反応してしまう人が続出し、結果的にトレンド入りしてしまったのです。今はタイトルだけを見て情報を拡散してしまう人がすごく多いのだなと改めて気付かされました。

今回の虚構新聞のネタを拡散するのはまだ可愛いものですが、情報が正しいのかどうかをしっかり確認しないで拡散し、多くの人が嘘の情報を真実だと思い込んでしまうのはとても怖いことです。

例えば最近は熱中症の対策などがよく拡散されてきますが、これも内容をしっかり確認せずに嘘の情報を正しい対策だと思い込み、対策の効果が出ずに熱中症になってしまったらシャレになりませんよね。

ネットで知る情報はタイトルだけを見て鵜呑みにせず、しっかり内容を確認するように気をつけましょう。

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