誰でもデザインできる時代に、デザイナーが思うこと
こんにちは、山形のWEBデザイナー菅野です。
8月末、高校生の息子の文化祭に行ってきました
校内にはさまざまなお店が出ていて、食べ物や飲み物を販売していたりなかなかの賑わいでした
そんな中で、ちょっと気になったことがありました
それは「メニューの看板やチラシ」です
文化祭の各店舗を見ていると、メニュー看板やチラシがかなりしっかり作られていました
写真や文字の配置がきれいで、デザインとしてもよくまとまっていて
かなりのクオリティです

生成AIの浸透が一番の理由かと思いますが
以前ならデザインの知識がないと難しかったことも、今ではAIに指示を出すだけで
ある程度形にできるようになりました
AIの浸透によって、デザインが専門的なものから、
誰でも身近に扱えるものになってきたんだなと感じました
便利になったAI。でも、ちょっと気になる出来事も
さきほどの文化祭と別の話になりますが
仙台で居酒屋に行ったときのことです
メニューを見ていると、肉料理の写真が目に入りました
とても美味しそうに見えたのでその料理を注文してみることに
そして料理が運ばれてきたのですが…
写真で見たものとちょっと違います
見た目も少し違いますし、写真よりも量が少なく感じます
最初は「まあ、こういうこともあるよね」と思っていたのですが、
よくよくメニューを見てみると、どうも料理の写真がAIで生成されたものっぽいです
AIで料理の写真を作ること自体が悪いわけではありません
文化祭で高校生が「こんなメニューを販売します!」というイメージをAIで作る
これはむしろ、面白い使い方だと思いますし
また文化祭のような場であれば、多少の違いがあっても許されると思います
ただ、一般のお店で、
「メニューの写真を見て注文したら、出てきた料理が写真と全然違う」
となると、話は少し変わってきます
写真を見て「これを食べたい」と思って注文しているわけですから、
写真と実物が大きく違えば、当然お客様は違和感を持ちます
デザインとしては美しくても、そこで「期待値を上げすぎてしまう」のであればよろしくないわけです
また、お客様からの満足度も下がりますので、お店としても気をつけた方がいいと思います😓
AI時代だからこそ大切なこと
AIが身近になり、誰でも簡単にデザインを作れるようになりました
これは私自身もとても便利だと感じていますし、これからさらに活用していきたいと思っています
ただ、AIに作ってもらったものをそのまま使うのではなく、
「本当にこれでいいのか?」としっかり判断し、キチンと形に仕上げる
この「最後の仕上げ」の部分が重要だなと感じています
便利なものだからこそ、上手に使う
そして最後は人間の目で確認して、きちんと仕上げる
AIがどれだけ進化しても、この部分は大切にしていきたいなと思います
WEBデザイナー 菅野(かんの)
山形市内に拠点を置くWebデザイナーです。 10年間 広告会社にWeb担当として勤務、2017年7月より「デザイン山形」として独立。 お客様の声に耳を傾けより良いデザインを目指す日々。 宮城県出身。趣味はサッカーをすること。