今さら聞けない「切り抜き動画」とは?

近年、YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームでは「切り抜き動画」と呼ばれる動画が流行っています。

でもよくよく考えてみると、テレビ番組や映画をはじめとする動画コンテンツの多くは動画を切り抜いて編集したもの。ライブ配信されている動画以外は「切り抜き動画」と呼んでも間違いではないのかもしれません。

今、実際に「切り抜き動画」と呼ばれている動画はどんな内容の動画なのでしょうか。

「切り抜き動画」は元の動画を短く再編集したもの

現在「切り抜き動画」と呼ばれている動画は基本的に「元の動画コンテンツから一部のシーンや話題を抜き出し、短く再編集した動画」のことを指します。

例えば、1〜2時間に及ぶライブ配信や対談、トーク番組などから、面白かった部分や名言シーンなどを数分にまとめ、字幕などをつけてわかりやすくしてアップするスタイルが一般的です。

皆さんもYouTubeやTikTokで有名YouTuberやインフルエンサーのトークや政治家の演説、ゲームやテレビ番組、スポーツ中継の盛り上がったシーンを短くまとめた動画を見たことがあるのではないでしょうか。

これが「切り抜き動画」と呼ばれる動画です。

「切り抜き動画」はなぜ人気なのか?

「切り抜き動画」最大の魅力は「手軽さ」です。

YouTubeでは手軽にライブ配信をおこなうことができるため、数時間に及ぶ動画コンテンツもたくさんアップされています。しかし、これらをすべて視聴するのは大変です。「切り抜き動画」なら短時間で要点や見どころをチェックでき、テンポよく楽しむことができます。

また、「切り抜き動画」の制作者が動画のどこが面白いかを編集によって強調しているため、内容がわかりやすくなっているのも特徴です。

そして情報が拡散されやすいという点も見逃せません。「切り抜き動画」は共有をしやすいのでSNSとの相性がよく、SNSで目にすることも多いはず。なので余計に人気があるように感じやすくなっています。

誰が何のために作っているのか?

「切り抜き動画」は動画の制作者自身が編集して投稿する場合もありますが、ファンや視聴者が「切り抜きチャンネル」として独自に運営するケースが主流です。

もちろん許可を得ずに投稿するのは著作権侵害などのリスクが伴うため、現在では公式に許可された「公認切り抜き」が主流となりつつあります。

どうして他人のコンテンツの「切り抜き動画」を制作するのかというと、収益化のチャンスがある点が大きいでしょう。

「公認切り抜き」などとして活動している場合、元動画の制作者と収益を分け合う形で広告収入を得ることができます。人気のある人物の「切り抜き動画」を上手に編集すればたくさん再生される可能性が高く、多くの収益も見込めるのです。

また、「切り抜き動画」は誰でも比較的簡単に作れるうえ、今はスマホでも簡単に、なおかつ無料でも動画編集ができるため、ハードルが大きく下がりました。

これらの理由から、現在はたくさんの「切り抜き動画」が制作され、人気を集めているのです。

「切り抜き動画」を視聴するうえで注意すべきこと


とても便利であり、時短の時代にフィットした「切り抜き動画」。ですが、視聴するうえで注意する点もあります。

それは一部だけを切り抜いてまとめたコンテンツになるため、元の動画とは意図と異なって伝わる場合もあることです。そして、あえて間違った意図で伝わるように編集することも可能だということも頭に入れなければなりません。

元動画の制作者本人による編集であれば安心ですが、他人が編集した「切り抜き動画」の場合はあくまでも「これは一部である」という意識を持って視聴することが大切です。

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