相鉄記念ムービー

「父と娘の風景」相鉄と東急の直通(2023)

相模鉄道が制作した相鉄東急直通記念ムービー「父と娘の風景」が話題です。

12年の時間経過と親子の関係の変化がワンカットの映像で描かれています。
電車の進行方向とは逆に、電車内の先頭から手前方向に引くように進むカメラに合わせ、25人の父と25人の娘が登場します。
電車の右側に父、左側には娘、横並びに歳を重ねていく父と、少しずつ成長していく娘が表現されています。
父と娘の短いやり取りから、徐々に変化する関係性が感じられ、服装や車両の変化が季節や時の流れを感じさせてくれるという構成です。

音楽にはハナレグミの『家族の風景』がサンプリングされ、センチメンタルを刺激します。

「100 YEARS TRAIN」 相鉄とJRの直通(2019)

相鉄は2019年にも記念ムービーを作っています。
「100 YEARS TRAIN」は相鉄がJRと直通することを記念して制作されたものです。
同じ俳優が演じる電車内の男女が、大正時代にすれ違い、昭和でもすれ違い、平成にもすれ違い、100年目に令和で出会う、という内容です。
白黒写真、カラー写真、プリクラ、スマホをモチーフとした場面の切り換えがスマートで、とても滑らかに仕上がっています。

音楽にはくるりの『ばらの花』とサカナクション『ネイティブダンサー』のマッシュアップが使用され、やはりセンチメンタルを刺激します。

柳沢翔監督

「父と娘の風景」も「100 YEARS TRAIN」も

◎凝った設定
◎シームレスな展開
◎音楽のチョイス

が共通しています。

両作品とも、柳沢翔監督によるものです。
資生堂やポカリスウェットの映像で海外の様々な広告賞を受賞している監督です。

柳沢監督の作品にはワンカット撮影したものが多い印象がありますが、それはワンカットという手法にこだわっているというより、目が離せなくなる映像にしたい!という思いの方が先にある気がします。

「父と娘の風景」 のメイキングムービーよりスクリーンショットを引用

柳沢監督はインタビューで “考えたとして誰も面倒くさがってやらない事を、僕はやるっていうだけです” みたいな意味のことを話していますが、その作品からは着想をカタチにする意志の強さを感じます。

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