2018年に「PayPay」がサービスを開始した後、多くの業者が参入したQRコード決済。しばらくは群雄割拠の状態が続いていました。
ところが現在はすっかりPayPay一強の様相。QRコード決済を利用している人の6割以上がPayPayを利用しているという調査結果も出ているようです。
2024年QRコード決済シェア PayPayが66.3%で最も多く次いで楽天ペイ、d払いとなった【MMD研究所調べ】|オトナライフ
https://otona-life.com/money/239040/
こちらの記事によると1位のPayPayが66.3%、2位は「楽天ペイ」で35.3%と、倍近い差がついています。新しいQRコード決済サービスはめっきり出てこなくなりましたし、今後も当面はPayPayが中心になっていくのでしょう。
そんな中で、一時はそれなりにユーザーがいたはずの「LINE Pay」はひっそりとサービスの終了が発表されました。
2025年4月末で「LINE Pay」サービス終了
LINE Payのサービス終了が発表されたのは今年6月。すでに10月には送金ができなくなっていて、来年3月末にはチャージも終了。4月中に段階的に機能が減って4月30日に完全終了となるようです。
サービス終了についてのスケジュールや詳細は「LINE Payサービス終了に関するお知らせ」ページをご覧ください。
LINE Payサービス終了に関するお知らせ
https://line-pay-info.landpress.line.me/payment-info/
こちらのサイトを読むと、実はLINE Payが始まったのは2014年。PayPayが2018年スタートなので、実はPayPayよりもLINE Payのほうが早くサービス開始していたんですね。
余ってしまった残高はどうなる?
QRコード決済のサービスが終了となると当然気になるのは残高の扱いですが、PayPay残高への移行ができるようになる予定とのことなので一安心。2025年2月までに「LINE Payサービス終了に関するお知らせ」のページで案内があるようです。
個人的にはLINEスタンプ販売の売上金をLINE Payで受け取っていたため、割と利用していただけにちょっと寂しさもあります。ですが、昨年ヤフーとLINEが経営統合した時点で既定路線でもあったのでしょう。
これまでには不正利用事件でサービスを停止した「7pay」のほか、「Origami Pay」「pixiv PAY」「りそなウィレット」などのQRコード決済サービスが終了となっています。
LINE Payのサービス終了を皮切りに、今後さらに利用者の少ないQRコード決済サービスが終了していく流れになるかもしれませんね。