Adobe社が提供している画像・写真編集の定番ソフト「Photoshop」は常に機能の改良が重ねられていますが、2023年後半に搭載される予定の「ジェネレーティブ塗りつぶし」という新機能がとんでもなさそうです。
現在「ジェネレーティブ塗りつぶし」はPhotoshopベータ版限定で提供されていて、一部のユーザーがその機能を試している状態となっています。
私もまだ実際には触っていないのですが、紹介されている動画や画像を見るだけで、これは写真加工の概念が変わってしまうなと思いました。
百聞は一見にしかず。Adobeが公式Twitterに投稿した約1分間の動画をぜひ見てください。
Dream bigger with us. ✨ Introducing Generative Fill in the @Photoshop (beta) app – a new magical way to create extraordinary imagery from a simple text prompt, powered by #AdobeFirefly. Learn more: https://t.co/9AuYivfduj pic.twitter.com/tq21V4Szpe
— Adobe (@Adobe) May 23, 2023
AIの力を駆使して道路に中央線を引いたり、何もないところにオブジェクトを生成したり、画像の切れている部分を拡張したり、背景を別の場所に変更したりと、あらゆる動作を一瞬で完結させてしまっています。
特にすごいのは画像で切れてしまっている部分を生成してくれる機能。動画の35秒のあたりから紹介されています。
画像下の何もなかった部分を選択し、テキストで「frozen lake with reflections(凍った池と反射)」と入力すると、一瞬で画像が生成されて違和感なく画像が拡張されました。
しかも生成されたのは3パターン。自分好みのものを選ぶことができます。この機能はかなり使い勝手がよさそうですね。
例えば、横長の写真を使うことを想定してレイアウトを組んでいたのに、提供された写真が縦長だったりすると対応に困ってしまいますが、この機能を使えば違和感なく横長のレイアウトに収まるように加工できそうです。
Photoshopベータ版はPhotoshopユーザーなら誰でも使うことができるので、気になる方はぜひ試してみてください。
ジェネレーティブ塗りつぶしで Photoshop の未来を体験
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/generative-fill.html