SNSには、10代や20代の若者の心を掴むためのヒントがあります。

私は若者向けの音楽関係の仕事をしていますが、仕事で感じていることのひとつに若者と中年以降との感覚差があります。
興味の対象や情報に対する反応は、10代から20代までと30代以降ではかなり違いますから、その感覚差を忘れて企画してしまうと全くウケないことが多いです。

10代、20代向けにコンテンツを企画したり交流を考えている方は、彼らの特性に合わせたネタを考えてみましょう。

暗いもの、面倒なものは嫌

たとえばSNSを見ていると、暗いもの、面倒なものを嫌う傾向があります。
世の中への文句や見栄えの悪い写真ばかり投稿するアカウントに若者は「いいね」しないだけではなく、「見るとゲンナリするのでこっそりミュートしている」という人も多いようです。

テレビ離れも進んでいるようで、総務省の調査(※1)によると、テレビのリアルタイム視聴時間は10代が89.0分、20代で112.8分であるのに対し、ネット利用時間は10代が130.2分、20代が155.9分。
また、テスティーの調査(※2)によると、YouTube利用者は10歳代では男性95%、女性95.8%、20歳代では男性96.2%、女性94.5%。そのうち毎日YouTubeを利用する人が10歳代で男性70%、女性52.2%、20歳代では男性が63.3%、女性が39.3%。
テレビよりYouTube、というのがデータから一目瞭然です。

YouTuberのノリ、TikTokの意味なさ

そして若者に絶大な支持を誇るのがYouTuberです。彼らの作り出す動画のほとんどは、5分〜15分程度と短く、内容も一見全く大したことがなさそうなものがほとんどです。
でもハイテンションでテンポが良く、楽しげな雰囲気のコンテンツが多いのが特徴です。
若者に大人気のショート動画 SNS「TikTok」を覗いてみても、傾向は顕著です。
「TikTok」の多くの投稿は、特に深い意味はないけど楽しげだったりチャーミングな動画ばかりです。

SNSの中で例外的なのがTwitterで、Twitterにはネガティブ要素が多いですが、他人からどう思われているのかを気にする若者の中には、誰にでも教える表アカ(ウント)と、一定の人しか見られないようにした裏アカ・闇アカを使い分けている人も多いのです。

「盛る」もお忘れなく

10代や20代の若者の心を掴むには、ネガティブワードや面倒臭そうな雰囲気を避けるようにして、明るい雰囲気の分かりやすいコンテンツや話題、短時間に集約したコンテンツ作りを心掛けると共感を得やすくなると思います。
そして画像を「盛る(より良く見えるように修正する)」こともお忘れなく。
「TikTok」「Snapchat」「Snow」 といった動画・画像アプリが人気なのは、簡単に盛れるからです。

※1 総務省情報通信政策研究所「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
※2 株式会社テスティー(東京)。若年層調査に強い。

【PR】


さいたまのホームページ制作運用定額プラン2x2(ツーバイツー)のご案内


長尺動画制作パッケージのご案内│新浦和映像