自分の作業環境を人に見せられますか?

先日、他人の動画編集を引き継ぐ、ということがありました。

途中まで編集が進んでいるプロジェクトファイルをごっそりお預かりして、最後まで仕上げるという作業。
無事に終了したのですが、作業しながら考えていたのは、

「自分の作業環境を、他人が見たらどう思うんだろうか」

ということでした。

作業フローが美しいと理解しやすい

ひとさまの動画編集を引き継ぐ。
これは、そのソフトの編集操作とは別に、大変さがあります。

作業に入る前にまず、「作業をした人の思考の流れを追わないといけない」のです。

・どこに何があるのか。
・どんな素材があってどうまとめているのか。
・どれとどれをどう組み合わせて編集しているのか。
・どこをいじると、何がどうなるのか。

フォルダ名やファイル名の付け方にも個性が出ますし、動画編集のやり方にもクセが出ます。

「なるほど、こう考えてるのか・・」
と思考を読み解いていく。

僕は初心者の動画編集の講師をやることが多いのですが、初心者の編集画面は基本的に煩雑です。

この先どうなるかイメージできてないので、なんとなく配置していく。
その結果、画面が整理されてない状況になっていくというわけです。

一方、手慣れた人は全体を見ながら作業していくので、画面上も美しい。
そういう意味では、今回引き継いだ作業は、「第三者が追えるもの」になっていました。

作業のやり方には、その人自身がにじみ出る

ソフトの機能ではなくパソコンOSの性能でもなく、作業のやり方にはその人自身がにじみ出ますね。
だから、作業環境を人に見られるのはあまり嬉しくない。

考え方や思考回路は、自分のデスクトップの状況にも反映されるのではないか。

zoomなどで画面共有することも増えました。
場合によっては自分のデスクトップ画面がプロジェクターに写ることもあるでしょう。

そんなとき、人から自分のデスクトップを見られます。
なんだか、自分の部屋がパッと見られる感じ。

いつ訪ねても、部屋がきれいな知り合いの家があります。
憧れますが、僕にはなかなかできません。

自分なりの整理術を確立しておくと仕事が早くなる

社会人をそれなりに続けていると、誰もが自分の整理術が確立されていくものではないでしょうか。

溜まっていく一方の情報をいかにして整理するか。

僕の頭にとっては、<日付まとめ>が最適と判明しています。
フォルダ名ファイル名に必ず「日付」を入れてソートできるようにする。

確か、2020年の終わり頃にやった案件だったな・・と見つけられる。
※似てますが、バージョンを入れるのとは違います。

一方、<内容別にまとめる>方がいい人もいるかもしれません。
案件名や会社名ごとにフォルダを作って、内容でまとめていく方法。

ただ、<日付まとめ>は自分が一人で全てを把握しているからできることかも。
つまりあくまで個人的・小規模な範囲向きじゃないか。

情報量が多く、多くの人が介在する場合は内容分類がいいのかもしれません。
例えば図書館。

作業ルールを決めておくと、自分も周りも助かる

一時期、ある会社に出向いて、そこにあるPCで動画編集する、という日々がありました。

PCは自分のものではないので、あとから別の人が見て理解できることを意識して作業をする。
ここでも、<日付まとめ>を採用していました。

数年経ってから「オリカワさん、あの時の案件の情報を調べたいんだけど」と電話がかかってきました。
日付で追ってもらい、電話口で解決したこともありました。

これは、自分自身にも起こりえます。
「以前のあれなんだけど」みたいな連絡ってままある。

未来の自分のためにも、わかりやすくまとめる、というのは意識しています。
操作とか事情がややこしいこともあるので、作業メモも一緒に入れておきますけどね。

というより、誰にでも起こりえますね。

会社で使うパソコンはいずれ引き継ぐかもしれない。
または、引き継いだものを使うかもしれない。
自分がいないときに触ってもらうこともあるかも。

いろんな整理術がある

文具メーカー、コクヨでもデスクトップ整理術が紹介されていました。
https://zaitaku100.kokuyo.co.jp/work-style/16

整理術、と名のつく情報や書籍はたくさん見つかります。

荒技としては、デスクトップ上のアイコンを一時的に隠してしまう方法もあります。
これをやると、「デスクトップがすっきりした気分」になれ、整理しようかなというモチベーションアップにつながりそうな気がします。

<Windows>
デスクトップ上で右クリックし、[表示]-[デスクトップ アイコンの表示]のチェックをつける・外すで切り替えられます。

<Mac>
無料アプリ「HiddenMe」をインストールして使います。

▼まとめ

自分に合った方法を見つけて、自然とできるようにすることが大事でしょうね。
整理法だけでなく、作業フローもまたルールを作っておく。

これらは自分のためにもいいなと改めて思いました。

デスクトップ、そして作業フローの整理整頓。
年末に振り返ってみてはいかがでしょうか。

気持ちよく新年がスタートできるかもしれません。

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