最近になってものすごい勢いでAIによる画像の自動生成技術が進化しています。
ただのいちネットユーザーとしてSNSを利用していても、ここ1ヶ月くらいで自動生成されたとは思えないほどすごいイラストがタイムラインに流れてくるようになりました。まずは以下の投稿をご覧ください。
背景の絵はすべて #midjourney で作成しました。皮肉です。 https://t.co/qf55EH9W6Z
— らいす (@rice01200120) September 2, 2022
「異形崇拝」というテーマをAIに与えたら中々ゾクゾクするのを作ってくれた pic.twitter.com/Gz4XLqAymG
— ギギギガガガ (@toikoh9114) August 2, 2022
例のAIに「廃墟の神社に佇む人型のお化け」って指定して描いてもらったらのがこれ。まさか神社よりも大きい人型が出てくるとは。こんなん。もう発想の時点で勝てないわ……。#midjourney pic.twitter.com/i75ios4S53
— サイリョウ (@ryoh80) August 2, 2022
AIに九龍城建ててもらうの楽しすぎる。#midjourney pic.twitter.com/Dkxe0jrjJt
— toshibo|廃墟と写真 (@JIYUKENKYU_jp) August 3, 2022
上で紹介したイラストはいずれも「Midjourney(ミッドジャーニー)」というサービスで自動生成したもの。キーワードを入力すれば1分程度で画像を作ってくれるというのですから信じられません。
◆Midjourney
https://www.midjourney.com/home/
「Midjourney」を使用するにはアメリカ発のチャットサービス「Discord(ディスコード)」のアカウントが必要になるため、使い始めるには少しハードルが高く感じるかもしれませんが、実は「Midjourney」に続いて同じようなサービスも続々と登場しているのがまたすごい。
以下の「Stable Diffusion Demo」というサイトは英語ですがブラウザ上で画像生成が可能。生成したい画像に関するキーワードをウィンドウに入れて「Generate Image」のボタンを押してしばらく待つと、AIがいくつか画像を作ってくれます。
◆Stable Diffusion Demo
https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusion
試しに「Watermelon pool(スイカ・プール)」とテキトウに入力してみたところ、以下のような画像が生成されました。
スイカが添えられたプールやスイカが浮かんだプール、さらにスイカ型のビニールプールなど、いずれも鮮明ですし発想もすごい!
イメージ通りに生成させるにはより細かく指示を出す必要があるようですが、一瞬でこのクオリティの画像が生成されてしまううえ、画像は商用利用もOK。イラストレーターや画像のクリエイターは背筋が凍る思いなのではないでしょうか。
Stable Diffusionにおける呪文についての詳細と呪文ルール、イメージに近いイラストを生成するコツなどを解説
◆App Story
https://app-story.net/stable-diffusion-incantation/
ちなみにキーワードは日本語でもOKですが、精度が落ちてしまうようです。
こちらはキーワード「大きなハンバーグ」で生成した画像。それっぽい雰囲気の画像が並んでいますが、よく見るとハンバーグそのものは見当たりません。笑
また、「Stable Diffusion」はオープンソース化されているため、このAIを利用したサービスも展開可能。早速こちらをLINE上で遊べるBotも開発され、アカウントを登録すればキーワードをLINE上で送るだけで画像を生成してもらえます。
【Stable DiffusionをLINEで遊べるbotをリリースしました!☀️】
LINEに文章を送ると爆速でAIが画像生成してくれます!!
日本語対応もしてるので、気軽に今話題のAIがLINEで試せます!
ぜひお登録して拡散してください〜〜!!友だち追加はこちらから👉https://t.co/OrB4KVilwm#StableDiffusion https://t.co/owaUcoO3wV pic.twitter.com/1em0cDzPfn
— Nishino@お絵描きばりぐっどくんの開発者 (@nishino_0719) August 28, 2022
こちらのアカウントは私も登録して試してみましたが、負荷を考慮した1日あたりの回数制限こそあるものの、最も気軽に遊べて楽しいですね。
面白いと同時に、AI技術の進歩がすごすぎて怖い。体感的にここ1ヶ月くらいでの出来事なので、あと何年かしたらAI技術はいったいどこまで進化するのでしょうか……。