インターネット回線の高速化やハードディスクの大容量化など、さまざまな要因によって長時間の動画ファイルも気軽にアップロードすることができるようになりました。YouTubeを眺めていても1時間を超えるような長尺の動画がたくさんアップロードされていますよね。しかし、長時間の動画は見たい部分が動画のどのあたりに収録されているかを探すのが大変。特に動画の視聴中に広告が流れるように設定されている場合は非常にストレスになり、見る気が失せてしまうことも少なくありません。
もし長時間に渡る動画をYouTubeにアップロードする場合は、動画の中で見出しをつけて分割できる「動画チャプター」機能を使うととても親切です。
YouTubeの動画チャプター機能
まずは下の画面を見てください。
こちらは4品のカップラーメンを食べ比べる動画で、収録時間は実に45分。シークバーをスクロールして見たい部分を探すのは骨が折れる作業になってしまいます。
ところがこちらの動画にはチャプターが設定されていて、PCで表示すると画面の右側に商品名ごとの見出しが付けられていました。動画メニュー内のチャプタータイトルをクリックすると画面右にチャプター一覧が表示され、見たい部分までワンクリックでスキップすることができます。これは便利ですね!
概要欄にテキストを入力するだけで設定可能
設定の仕方はとても簡単で、動画の概要欄にテキストで情報を入力すると、YouTubeが自動でチャプターを生成してくれます。
紹介した動画では以下のようにテキストを追加しているのですが、基本的にはこちらを真似して入力すればOKです。
00:00 オープニング
04:38 1品目「九州とんこつ味」
14:57 2品目「こってり豚骨推し」
25:13 3品目「熊本とんこつ 黒」
最初は00:00から始め、ひとつひとつのチャプターが10秒以上、3つ以上のチャプターを作る、昇順で並べるというルールを守ればYouTubeに正しくチャプターと認識してもらえるでしょう。
Google検索時にわかりやすく表示される可能性も!
動画にチャプターを設定しておくと、Google検索の検索結果がわかりやすく表示される可能性もあります。
例えば「旅行 ランキング」と検索してみたところ、チャプターが設定されている動画はその内容も一覧画面に表示されました。
ここまで表示されていると動画の中に見たい情報が含まれているかどうかが一目瞭然。ほかの動画よりもクリックされる確率が高くなることは間違いないでしょう。
ユーザーにとってとても便利で親切であり、なおかつ設定することで受けられるメリットも大きい機能です。YouTubeに動画を投稿する機会がある方はぜひ試してみてください。