YouTubeショート、なんてものが登場しました。
「YouTubeショートって何?」と人に聞かれた時に、さっと答えられるようまとめてみました。
YouTubeショートとは
YouTubeのヘルプページの表現がベストでしょう。
「YouTube ショートは、スマートフォンと YouTube アプリの「YouTube ショートカメラ」があれば誰でも作成できる、新しい視聴者と出会える動画フォーマットです。YouTube のショート動画作成ツールでは、マルチセグメント カメラを使用して最大 60 秒までの動画を簡単に作成できます。」
他の情報も追加してまとめると、次のようになります。
・これまでとは違うスタイルの短い動画機能がついた
・最大60秒
・スマホのYouTubeアプリで操作できる
・YouTubeアプリ自体で撮影・編集ができる
・まだベータ版
もっとまとめると、
「YouTubeにTikTokみたいな機能が追加された」
これですね。
なんて呼べばいいか
「YouTubeショート」「YouTube shorts (ショート動画)」「YouTubeのショート動画」など、国内での表記に揺れがあります。
まだ認知されてないため、丁寧に表現しているのだと思います。
いずれ落ち着くと思います。
YouTubeショートを使うメリット
人目を引きやすい。新しい動画に出会いやすい。
ここに尽きるようです。
TikTokをイメージすれば分かりやすいですね。
自分の視聴履歴や「いいね」した結果などにより、どんどんオススメ動画が表示されます。
こうやって、「自分では検索しなかった」動画にも出会えます。
YouTubeショートの楽しみ方
YouTubeのスマホアプリの投稿ボタンのとなりに、「ショート」というボタンがついています。
これをタップすることで、公開されているショート動画を視聴できます。
YouTubeショートの投稿方法
自分でも投稿したくなったら、これまで通り「+」ボタンをタップしましょう。
「ショート動画を作成(ベータ版)」という選択肢が現れます。
ここから先は触ってみれば分かります。
YouTubeショート動画をさらに詳しく知りたいなら
YouTubeのヘルプ画面にて、ガイドラインPDFが配布されています。
* * * *
さて、ざっと特徴をまとめました。
しかしこういったことは、ネットで検索すれば誰でも数分で分かること。
ここからは、これまで挙げてきたポイントに対し、私見を述べていきたいと思います。
TikTokって無視できない存在なんだな
完全にTikTokに対抗してきていますね。
つまり、動画コンテンツとしてもTikTokは無視できない存在だということです。
先行者としてのTikTokをもっと見てみようと思いました。
「やった方がいいのでしょうか」という質問が増えます
新しいものが出てくるたびに、「従来のYouTubeは既にオワコン」みたいな発想になりがちですし、「やった方がいいのでしょうか?」という質問も増えます。
プラットフォーム選びに思考がフラフラするのは賢明ではない、と考えています。
こうやっていろんなものが登場する今の時代、
「どれがいいんだろうか?」と悩むことこそが無駄な時間。
プラットフォームとしての存在は意識しつつも、
結局は「どんなものを誰にどう発信するか?」を考えることは変わりません。
どんどんやってみて自分に合うものを見つけ、その後はやり続けることが大切ですね。
短いからすぐ見てもらえる、ってのは勘違い
YouTubeショートとしてのメリットで「人目を引きやすい。新しい動画に出会いやすい」と書きましたが、これで自分たちの動画もすぐ見てもらえると考えるのは早計でしょう。
正確には、「興味持たれなければ一瞬で飛ばされる」のだと思います。
従来のYouTubeは、冒頭数秒で判断される、なんて言われてますが、それどころじゃない。
より厳しい世界が待っていると個人的に思います。
※もちろん、ハマる人にはさらに戦いやすい世界だ、とも言えます。
簡単に投稿できるからこその課題がある
短く撮って、味付けをしてすぐにアップできる。
カット編集など複雑な作業がいらない。
確かに、あまり編集をせずにしっかりと見せることができるなら大きなメリットです。
しかし、多くの場合、ワンカットで撮った素人動画は、見てられない。
ちゃんと編集できるスキルは、差別化ポイントとして今後も重要だと思います。
※出版社の編集者の方も、「文章をどんどん発信できる時代だから、構成力・編集能力で如実に違いが出る」と言っていました。
コンテンツの発信方法は無限に出てくる
個人的に思うのは、「コンテンツ制作のための時間を作らないといけなくなってきている」ということです。
コンテンツ発信をしっかりやってる人というのは、
(A)どれか一つ二つ決めて全力投球する
(B)いろんなものに並行して手を出す
のどちらかでしょう。
というより、(A)で実績を作ったら、(B)に移行するスタイルがいいのかもしれません。
そういう目で見てみると、著名なクリエイターや人気ユーチューバーは既にもれなくYouTubeショートで見かける。
さすがとしか言いようがありません。
新しいものに目を向けつつ、自分の足場はしっかりと固める。
そんなことを改めて思いました。