ウェブサイトもチラシも、 いいデザインはいい原稿から。

ウェブサイトのリニューアルをご依頼いただくとき、「原稿は既存のサイトと同じで良いから安くしてね」と言われることがあります。
でもそれはある意味「デザインはどうでもいいから…」と言っているのと同じこと。
ご依頼側も制作側も気を付けなけれならないポイントのひとつです。

リニューアルするということは、少なくとも数年経過しているサイトでしょう。
制作当時に流行した言い回しを多用していたり文章量が多かったり、今ではもう相応しくない内容であることが多いんです。

トップにWelcomeという表示や、コピーが右から左に流れてチカチカの装飾が施されていたり。
一瞬で「古い!」と感じるものもありますが、お伝えしたいのは原稿のことです。

○○会社の特長、○○会社の強み、○○会社の価値などの原稿をよく見かけます。
大きく目立たせて社名を連発、特長、強み、価値など同様の意味のタイトルの別ページがあったり挨拶が重複していたり…。

今主流の制作は”モバイルファースト”、スマホ対応優先です。
スマホ画面で見やすいサイトというのは、文章を短く、写真を効果的に使用する構成だと理解しています。
おのずと、すべての文章を構成から考え直す必要があります。

伝えたいことの優先順位を考えて再構成する。
別の短い言い回しや単語を探すこと、選ぶことは手間のかかる作業です。

「原稿は後で送るから、デザインを先に見せて欲しい」という話もよくあります。
これは例えるなら「文字は後で送るから、先に家の表札をつくっておいて」みたいなことです。
表札の制作者からしてみれば、名字だけなのかフルネームなのかによって横幅が変わりますし、日本語なのかローマ字なのか、それとも両方なのかによっても、色や形などデザインの幅が天地ほど違います。

先にローマ字のフルネームと分かっていれば、横に細長いスタイリッシュな表札など、それなりの提案が出来ると思いますが、それが分からないとなると、一般的なサイズの表札を用意するしかありません。
これはウェブサイトやチラシを制作するときも同じ。
タイトルがどんな印象のものか、文字数はどのくらいか、本文の文章量はどのくらいかなど、まずはなるべく短く分かりやすい原稿を考えることが、いいデザインを実現する大切な条件だと思います。

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