私は最近iPhoneの標準アプリ「iMovie」を使って動画編集をする機会が多くなっています。
iPhone版の「iMovie」は本当に便利でして、最低限の編集機能があり、iPhoneというハイスペックな端末で作業できるので動作はサクサク。そして何よりPCに動画を取り込む必要がないので、片手間で動画を編集してネットに投稿という作業がとても簡単にできるのです。
実際に弊社映像ディレクターの三浦もiPhone版のiMovieだけを使って週に1本短尺動画を作るという取り組みを行っています。
ところが先日、あまりにもiPhone版iMovieが快適なので、調子に乗って2時間レベルの動画編集を始めたところ、編集をすべて終えてこれから書き出しというタイミングでプロジェクトファイルが破損。かなり長い時間をかけて編集した動画が水の泡となってしまいました(かろうじて編集前の動画ファイルは残った)。
もちろん破損したプロジェクトファイルを復旧できればベストでしたけど、きっとそれは難しいんだろうなという事象が起きていたので、「また編集をやり直せばいいや」と気持ちを切り替え。しかしふたたび動画の完成直前にプロジェクトファイルが壊れることだけは避けたかったため、ネットでいろいろと対処法を調べていると、Appleのサポートページがヒットしました。
しかもこちらを細かくチェックしていくと、iPhone版iMovieについても相談ができるうえに、オペレーターと電話で直接話してサポートを受けられるとのこと。もちろん費用はかかりません(この分の費用は本体代に上乗せされているのでしょうけど)。
依頼する時間帯によってはすぐ電話でサポートを受けられるようでしたが、依頼をしたタイミングが深夜だったこともあり、こちらが希望する時間帯に電話をかけてもらうことになりました。
電話を予約したのは土曜日の昼間。週末でも動いてくれるようです。そしてきちんと指定した時間に日本語のわかるオペレーター(たぶん日本人)から電話がありました。
トラブルの状況を説明すると、やはりデータを復旧させることは難しいという判断に。そして今後トラブルを回避する方法や、データをバックアップする方法など、今後再び同じトラブルが起きないようにするための方法をいろいろアドバイスしてくれました。
しかも「今後再びトラブルが起きた場合には私が責任を持ってサポートしたい」とのこと。電話を切った後にメールで担当者の内線番号も送られてきました。ここまで丁寧で親身になってくれるサポート窓口も珍しいですよね。
担当者のアドバイスを参考に再度動画編集に挑戦してみると、今度は無事に長編の動画ファイルを書き出すことができました。
今回問い合わせたAppleサポートはiPhone本体の修理などの問い合わせ窓口としてよく知られていますが、ひとつひとつのアプリの不都合についても相談できることはあまり知られていないのではないでしょうか。
「写真」「GarageBand」「Apple Music」「iTunes」など、iPhoneユーザーに普段からよく使用されているアプリに何かトラブルが発生して困ったら、電話で相談ができるということは覚えておいて損はないはずです。
ちなみに今回Appleに相談した長編動画の編集に関してですが、30分を超える動画を編集するとスペック的にトラブルが起きやすくなるそう。1本30分以下のファイルに分割してから編集し、完成した動画ファイルを最後に結合するのが最も無難に長編動画を編集する方法になるそうです。