Web動画の隆盛と共に、インフォグラフィックスを活用する例(インフォグラフィック動画)が増えています。
これまでも身近だったインフォグラフィックス
インフォグラフィックスは、情報やデータを図形やイラストにして可視化したものです。それにより文字や数字の羅列より、相手にわかり易く、一目で素早く理解しやすいものになります。
インフォグラフィックスはこれまでもずっと身近なものでした。プレゼンテーションの時などにパワーポイントで作る円グラフや棒グラフもインフォグラフィックス、位置情報を視覚的に表す地下鉄の路線図や地図もインフォグラフィックスです。
そういったグラフィックスを動画にすることで、さらに情報を印象付けて伝えられるのが「インフォグラフィック動画」です。
WEB動画に親和性が高い
文章やデータを読むより短時間でより多くのことを視覚的に伝えられるという点において、とくにWEB動画とインフォグラフィックスの親和性は非常に高いと言えるでしょう。インフォグラフィック動画は静止画よりさらに短い時間でより多くの情報を「ざっくり」表現できます。
たとえば、私の年齢層を指す「ミレニアル世代」という言葉を解説したインフォグラフィック動画(下記リンク)をご覧ください。
millenials: https://youtu.be/bt8cfeBM4mI
この1分21秒の中には、数十種類のグラフが登場し、ひとつひとつのグラフを細かく理解できたわけではないけれど、印象としてざっくりミレニアル世代とはどんな世代かが伝わったのではないでしょうか。
先週紹介した「東京駅から日本全国への『到達所要時間マップ』」も、所要時間を可視化し動画で表現したインフォグラフィック動画の一例です。客観的なデータのみでも、視覚化するだけでこんなにおもしろい。個人的には芸術的ですらあると感じます。
情報を整理してわかり易く伝えることのできるインフォグラフィック動画は、ここ数年で販促・PRに使われることが急激に増えました。
客観的なデータを示すことで、伝えたいメッセージに説得力を持たせることができます。
あるクルマの一生【平均で見る日本の自動車】 : https://youtu.be/iXM9bUX6Lfs
これは2014年に公開されたインフォグラフィック動画で、データを主役としつつも、そこには物語があり、単なる宣伝を超えた心にも伝わるブランディング動画になっています。 他にも会社の歴史、業績のアピールする目的で採用動画などにも使われています。