ひとつの業界に特化してWebサイト制作を提案する制作会社が増えていると感じます。そこで依頼社側に立って良し悪しを考えてみました。
メリットはなんでしょう
まずは、自社が依頼した場合の完成イメージや制作費、運用までがイメージしやすいということがあります。制作会社のWebサイトに掲載されている実績を見るだけでも大まかな完成イメージを持つことできます。
同様の事例が多いから制作費の妥当性も教えてもらえるでしょう。
また、業界への理解が深いことから、必要不可欠な掲載情報についてアドバイスをくれたり、重要視すると良い詳細部分の提案をしてくれたりするはず。主観的になりがちな要望に対して、客観的な意見を述べてくれそうです。
実績が多ければ、それだけ得られたデータもあるはずです。
得意分野があることが多いのも業界に特化した制作会社の特徴かもしれません。
予約・集計システムなど機能追加が手ごろな費用だったり、手厚いアフターサポートが売りだったり。ただし、それは目的に沿ったことなのかどうか。よく見極める必要はあります。
参考事例として、お寺専門の制作会社と動物病院専門の制作会社のサイトをご紹介します。
・寺専門 http://hp-jiin.com/
・動物病院専門 https://animal-hp.jp/
注意点は?
たとえば、口コミサイト運営会社の例ですが、口コミサイトに掲載するお店(依頼社)の電話番号が専用番号になっていて、閲覧者がその電話をかけるとお店側はシステム利用料を口コミサイト運営会社へ支払うかたちがあります。お店がそれを承知していれば問題ありませんが、運営会社が勝手にGoogle mapの情報などを書き換えて、予約以外の電話でもシステム利用料が発生するように仕組んでいたという詐欺まがいの事例が報告されています。
専門だと思って安心するばかりでなく掲載情報の確認などは怠らないでください。
また、制作費が相場より高額だったり、制作費は安いが莫大な維持管理費を請求してくるといった会社にもご注意。
金額に見合ったサービスかどうかを判断するためにも、複数社に見積もりを依頼するのが良いでしょう。