ある時、ふと撮影した写真をInstagramにアップしようとして困りました。
上下がどうしても削られてしまうのです。
これだと、元写真の縦構図が活かせません。
Instagramにアップする時は、写真も動画も、このことを考えとかなきゃいけないなと思うと同時に、「具体的にどの程度削られるのか知りたい」と考えました。
スマホで動画を撮る時も、かなりの割合で、みなさん縦で撮影します。
でもそれをアップするメディアによっては、削られちゃう部分がある。
そこで今回、2021年3月現在の、『いろんなメディアで縦動画はどう見えるのか?』について、パソコンとスマホで調べてみました。
尚、いろんな条件によって違いは出てくるかもしれません。
あくまで、今回僕の環境・条件でやってみた結果としてご覧ください。
それぞれ一番左が元動画のサイズです。
◎PC:変わらない
ただし、横に黒いスペースができる。
◎スマホ:上下が1割程度削られる
◎スマホ:上下ががっつり削られて正方形になる
ちなみに、投稿をタップすると拡大され、元動画のサイズで表示されました。
投稿する前の段階で、サイズが調整できるため、2種類まとめました。
◎スマホ:上下ががっつり削られる!
<縦長のままアップロードする場合>
<正方形にリサイズしてアップロードする場合>
位置が少し変化しています。厳密な表示を目指す方は注意が必要ですね。
IGTV
他のSNSに比べて知名度が低い気がしますが、Instagramの動画版ですね。
ちなみに、IGTVでは1分以上の動画しかアップロードできません。
◎スマホ:上下が少し削られる
投稿した状態の表示では、上下が少しだけ削られています。
ただ、投稿をタップすると元サイズで表示されました。
TikTok
実はこの実験のため初めて触りました。
踊らなきゃいけないのかと少しドキドキしました。
◎スマホ:変わらない
さすがは縦動画メディア。まったく削られません。
YouTube
◎PC:変わらない
タップすると全画面表示になりますが、表示範囲は変わりません。
◎スマホ:下部分が少し削られる
投稿をタップすると拡大され、元動画のサイズで表示されました。
Vimeo
◎PC:変わらない
◎スマホ:変わらない
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以上、なんだかゴチャゴチャしてきたので、主なものをシンプルにまとめてみました。
YouTubeやVimeoといった動画共有サービスは、動画専門だけあって削られる心配はないようです。
ただし、左右に黒いスペースができるなど、表示がかっこ悪いことも。
一方で、各種SNSは、それぞれの特徴があります。
こうして並べると、それぞれのSNSの個性が見え隠れしてきました。
IGTV「僕は動画専門なので、できる限りがんばります!」
Facebook「我々はいろいろ扱わないといけないんで、なんとか調整して・・はい」
Instagram「あたくしのセンスで運営してるの。黙っててくださる?」
Twitter「えー、ボク、テキスト専門だし・・」
まとめ
投稿表示をタップすると、元動画のサイズで表示されるものもありますが、そこまでする人は少ないでしょうから、やはり「投稿表示で勝負」となります。
SNS別に違いがあるので、一つ動画を作ればどんなメディアでも共通してアップできる・・・と安易に考えてると危険かもしれません。
しっかりやるなら、面倒でも一つ一つに最適なコンテンツを作るべきですね。
また、IGTVやTikTokなどはアプリ自体に撮影機能が付いているので、他で撮った動画をアップするより、そのアプリで撮影した方がより適しているだろうと思います。
SNSには個性があります。
「どのアプリがいいのか?」ではなく、「どのアプリが自分に合っているか?」から選ぶ方が運用しやすいだろうなと改めて思いました。
そして、縦で撮るなら「これをアップするとどう表示されるのか?」を考える必要があるなと思った次第です。