変なタイトルで申し訳ありません。
Wordpressは無料ですが、保守には手間やお金がかかるということを自家用車の維持に例えてみようと思ったら、『北斗の拳』の世界に行ってしまいました。
WordPressは、今世界で一番使われているCMS(※1)です。
ただ、管理方法や保守・更新費用などは会社によって様々で、
WordPressに関して、お客様から下記のような相談をいただくことがあります。
「なんで無料なのに、制作会社は保守費用を請求してくるのか?」
「知り合いの会社は保守費用払ってないって聞いたけど、ボッタクられている?」
ボッタクられている可能性もありますし、適正な対応がされている場合もあります。
具体的に何をしているのか、制作会社に確認してみてください。
WordPressで広がったウェブの世界ですが、
マイカー維持に例えるならば、下記のような状況。
1.車検というルールがない
2.泥棒が横行している
3.暴走車は走り回っている
ヒャッハー‼︎
まるで『北斗の拳』や『MAD MAX』の世界。
ほぼ無法地帯とも言えるのです。
ひとつひとつ説明していきます。
1.車検というルールがない
WordPressにはWindowsなどのOSと同様にバージョンがあります。
2017年8月現在最新バージョンは4.8。
バージョンが古いこと自体は大きな問題ではなく、
適切な対処がされているかどうかが大切です。
自動車の場合は、不具合があればリコールされますが、WordPressの場合、修正パッチ(※2)が配布され、
修復自体は自己責任となります。
その結果、放置したままになっているサイトが無数にある状態になっています。
現実世界に例えると、故障に気づかずに走り回っている車や、いつ壊れるかわからないオンボロの車に乗っている人がたくさんいる状況です。
2.泥棒が横行している
WordPressは管理画面に入るのにログイン画面を経由します。
そのログイン画面が最初の設定のままだと侵入されやすいのです。
泥棒ならば盗みというわかりやすい対応をしますが、マルウェア(ウイルス)を仕込まれると知らぬうちに自社サイトがウイルスを発信している。という状況になってしまうこともあります。
現実世界に例えると、鍵がいつのまにか開けられているとか、いつのまにか運転されていて、事故が発生した時は自分の責任にされるようなものです。
3.暴走車が走り回っている
自分の車が暴走車になっているという状況も稀にあります。
サーバー会社に指摘されて、初めて気付くというパターンです。
現実世界に例えると、トラックの荷台から荷物がぶちまけられている状態やオイルを垂れ流しながら走っている感じです。
以上、なんとなく恐ろしさは伝わったでしょうか?
・ウイルスの発信源になっていた
・サイトが落ちた
・サイトの内容が変わっている
・ログイン画面に入れなくなった
・ウイルス感染が原因でレンタルサーバー会社にサイトを閉鎖された。
これらはどれも私が実際に相談を受けた内容です。
放置していたら、自分だけでなく人に迷惑をかけてしまうことがありますので、定期的かつ適切なアップデートをお勧めします。
【注意】
また、今回はわかりやすくするために実情と少し違う説明や例えをしている部分があります。
自社のサイトの現状を把握していない方は近くの詳しい人に聞いてみてください。
※1 CMS…Contents Management Systemの略。簡単にいえば、自分で更新できるシステムのこと
※2 修復パッチ…プログラムの不具合を修正するファイル