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今まで無料だったものが毎月数十万円の請求に

インターネット上には無料で使えるツールがたくさんあります。注意しなければいけないのは、無料なものは無料でなくなる可能性があることです。

Googleマップの料金改定

無料サービスで有名なGoogleマップ※は2018年の6月に料金改定を行いました。マップのある機能なのですが、1日25000表示まで無料だったものが月間で28500表示(1日あたり950表示)まで無料という大きな変更を実施し、無料の範囲が約26分の1になってしまったのです。代わりに毎月200ドル分は無料で使えると明言していますが、このまま使い続けると月額数十万円の支払いになってしまうという悲痛な声がたくさん聞こえています。

※厳密にはGoogle Maps Platform

 

料金改定の対象となる地図

ルートを出す地図・複数のピンが立っている地図・色を変えている地図・ストリートビューなどカスタマイズした地図など対象なので、マップを導入している方は、一度自分のサイトをご確認ください。

 

すぐにお金を請求されるか

すぐに請求されることはありません。その代わり、「このページではGoogleマップが正しく読み込まれませんでした。」というメッセージが表示されます。
表示を再開するためにはクレジットカードの登録が必須です。

 

課金例

ちなみに、複数ピンが表示される地図が1日1万回、月間30万回表示されていたサイトの場合、今まで無料の範囲でした。
価格改定後は下記計算で1620ドルが毎月請求されます。

料金は価格表より、下記3つの合計金額で1620ドルになる。
1.700ドル(100000回までは1000回あたり7ドル)
2.1120ドル(残り200000回分は1000回あたり5.6ドル)
3.毎月200ドルが無料

200ドル無料といっても1620ドルになってしまうのです。

困った
「毎月1620ドルは厳しい」

 

 

代替サービス

Mapbox
https://www.mapbox.com/
世界的にはGoogleマップの代替サービスとして認知度が上がっています。Googleに比べると従量使用に関する費用が安いです。ただ、日本の情報があまり出回っていません。

国土交通省地理院タイル
https://maps.gsi.go.jp/help/use.html
国土地理院の地図データを利用できます。使い勝手やデザイン、導入の簡易さはGoogleMapに劣りますが気になるサービスです。

ほかにも複数ありますが、今の時点ではGoogleマップが一番使いやすいのは間違いありません。

 

伝えたいこと

値上げをしたGoogleを非難しているわけではありません。今までよく無料で公開していたな、というのが正直なところではあります。ただ、サービス利用者としては今無料で使えている各種サービスがどういうビジネスの枠組みで動いているのかを把握した上で、使えなくなることも考慮して使うことをおすすめします。


価格関連の情報は2018年8月時点のデータとなります。

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