最近、Yahoo!天気アプリの「みんなの投稿」という機能が、昔のSNSを想起させるとして話題になっているのをご存じですか?ユーザーが自身の位置情報と合わせて、その地点の天気を紹介するとともに、一言メッセージを投稿できるというものなんですが、これが昔のSNSのようだと、Xなどで話題になっているのです。
アプリ上では、地図上にユーザーが投稿した天気情報とメッセージが表示されます。
実際の投稿を見てみると、連日続く猛暑を嘆く投稿もあれば、奈良から東京に来たというユーザーに対して「暑さに気を付けて」と気遣いの声を掛けるユーザーもいて、確かに昔のSNSのよう。
天気とは関係なく、今の気持ちを一言で表したメッセージも多数見受けられます。

実際にアプリを使ってみた感想としては、「ゆるさ」が最大の魅力だなと思いました。
はじめに感じたのが、「情報の少なさ」です。
XやInstagramなど、普段利用しているSNSに比べてできることも情報量も少ないのですが、そこがいいのかなと。
これは個人の意見ですが、最近のSNSは流れてくる情報が多すぎて、時には息苦しく感じてしまったり、疲れてしまったりするんですよね。「みんなの投稿」で見られる情報は、ユーザー一人一人の何気ない一言だけであり、それがかえって心地良いなと感じました。
返信やリポスト機能がない「ゆるさ」がちょうど良い
また、投稿をしている人の大まかな場所がわかる、という点も魅力の一つだと思います。
その場所にいる誰かが、「今日は暑すぎる」だとか「傘忘れちゃった」などとつぶやいているのを見ると、自分以外の人間が生活をしているのを実感できます。
天気という生活に密接した情報と、その人の居場所がセットで表示されるため、「この場所で、今この人がこう感じているんだな」というのがわかって、他者の生活が身近に感じられるんです。
SNSが発展したことで生活は便利になった反面、誰とでもつながりすぎて疲れてしまう人も増えたのではないでしょうか。「SNS疲れ」という言葉も生まれてくるような時代です。
「みんなの投稿」には、誰かの投稿に返信する機能も、誰かの投稿をリポストする機能もありません。
だからこそ、そのつながりの薄さ、すなわち「ゆるさ」が人気を集めているのではないかなと感じました。
「みんなの投稿」を見るには
「Yahoo!天気」アプリの画面下部にあるアイコン「雨雲」をタップ。
右の画像のような画面が表示されるので、画面下部の左下にある「投稿」をタップすると、「みんなの投稿」が見られます。
自身で投稿したい場合は、「投稿する」ボタンをタップ後、Yahoo!アカウントにログインしたら投稿できます。
