最近はAIの技術を紹介する機会が増えてきましたが、今回はその中でも箸休め的なものをご紹介します。
こちらはGoogleが開発した「Food Mood」というAIツール。2つの異なる料理のジャンル(国)を融合させ、新しい料理の開発とレシピの生成をしてくれます。
とだけ聞くと実用性がありそうにも思えますが、実際には遊び心に溢れた実験的ツールです。百聞は一見にしかず。実際にやってみましょう。まずは「テストを実行」ボタンをクリックします。
次に上の画面が表示されるので、開発する料理の種類、人数、融合させる国を選択し、「LET’S COOK」をクリック。最初は「Japan」と「South Korea」で試してみました。
すると一瞬のうちに料理が生成され、上のような画面が表示されました。料理の画像も生成されるのがすごい。ご飯の上にキムチや寿司用の刺身などが盛り付けられています。
生成した料理のページはリンクも取得可能。以下のURLからページを開くと、用意する食材や調理の手順なども記載されています。
https://g.co/arts/DpNkqE6GCbfLeon97
ただし、この料理が実際に美味しくなるという保証はなく、「キッチンやシェフによって開発されたレシピではありません」「食品の安全を最優先してください」などといった注意書きも書かれているのはご愛嬌ですね。
アメリカ料理と和食を合わせた前菜では、海苔巻きではなくタコス巻きが生成されました。
https://g.co/arts/MAPnM4oaNHoubzjT9
中国料理とイタリア料理を融合させたらチンジャオロース風のものが乗ったピザができました。
https://g.co/arts/ArN8Skth3wEr9E1i8
和食とインド料理の融合ではマンゴーの寿司が生成されました。これは全然美味しくなさそう……!
https://g.co/arts/myiACvom7weMVMr57
何度も試していると、国ごとの傾向がわかってくるのもなかなか楽しいです。日本はやっぱり寿司とか、旨味という要素がよく出てくる気がしました。
英語ですが直感で操作できると思いますので、もしよければ。