私は会社に属さない“フリーランス”(個人事業主)としてライターをしていますが、会社に属さず仕事をしていると不安はいろいろあるものです。
例えば、もしクライアントとトラブルになってしまった場合に損害賠償等の金銭的な負担が発生してしまったら……と考えると、特に心配になってしまいます。都度、法律を確認したり、問題になりやすい仕事を断ったりと気を遣ってはいるものの、どこでどのようにトラブルに巻き込まれるかはわかりません。
ところが最近、そんな心配を軽減してくれるフリーランス向けの画期的なサービス「FREENANCE(フリーナンス)」のことを知り、早速加入してみました。その内容について体験談を交えて紹介していきます。
GMOが提供するサービス「FREENANCE」とは?
FREENANCEはGMOインターネット株式会社のグループ会社が運営しているフリーランスや個人事業主向けのお金と保険のサービスです。会費無料でさまざまな補償などを受けられます。
特に魅力的に感じたサービスは主に以下の2つです。
無料で「あんしん補償」が受けられる
仕事中の事故、納品物の欠陥、情報漏洩や著作権違反による損害賠償請求などに対し、補償金が支払われます。
このようなフリーランス向けの損害賠償保険はいくつか存在していますが、加入に当たってはもちろん保険料が必要になります。しかしFREENANCEに加入すると無料で損害賠償保険「あんしん補償」に加入できます。
加入の条件は収入の受取口座としてFREENANCEの口座(会員登録すると自動で開設される)を指定するだけ。最高5,000万円の補償をしてもらえます。
また、「もう少し補償内容を広げたい」という場合は「あんしん補償プラス」という所得補償保険にも加入できます。こちらは月額保険料がかかりますが、万が一病気や事故で収入が途絶えたとき、給付金を受け取ることが可能です。
即日払いサービスも提供されている
FREENANCEが請求書を買い取り、売上金を即日で支払ってくれるサービスも提供されています。
利用には手数料が必要ですが、手数料はFREENANCEを使えば使うほど減っていく仕組みになっていて、もちろん取引先には知られません。「必要経費の支払いが間近に迫っているのに、クライアントからの振り込みはまだ」といった場合に便利なサービスです。
登録は難しくない。収入が低くても登録可能
私がFREENANCEに登録を決めたのは、やはり「あんしん補償」の存在でした。
私は現在アルバイトをしながらの兼業フリーランスです。フリーランスとしての収入は低く、「保険料を支払いながら損害賠償保険を支払うのは辛い」と感じていました。
収入が低すぎてFREENANCEの登録基準を満たさないのでは?とも思っていましたが、実際は問題なく登録でき、保険料なしでFREENANCEの「あんしん補償」に加入できています。
FREENANCEの会員登録はとても簡単で、基本情報の入力後に免許証の写真を送って待つだけです。土曜日深夜の申し込みだったにもかかわらず、審査完了までは30分もかからずにアカウントが開設できました。スピーディーでびっくりです。
ランサーズの依頼も対象になっている
FREENANCEの口座はマネーロンダリング防止のため、個人間取引には使えません。フリーランスの中でも個人同士で取引している方にとっては、悩ましい点かもしれません。
ただし、日本最大級のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」の取引に関しては、FREENANCEの口座を利用できます。
ランサーズの報酬受け取り口座をFREENANCEの口座に設定することで、ランサーズを介した個人間での取引も補償などのサービスの対象になるのでとても助かっています。
FREENANCEを実際に数ヵ月使ってみて
私がFREENANCEに会員登録し始めて、数ヵ月が経過しました。
登録後に「FREENANCEマガジン」というフリーランス向けの記事も配信されていることを知ったのですが、そちらも役に立っています。メルマガにも登録するとFREENANCEマガジンにどんな記事が掲載されたのかも知らせてくれるのでより便利です。最近ではインボイス制度の記事や薬事法改正の記事などを興味深く読ませてもらいました。
幸いにもまだ補償が必要になるようなトラブルは起こっていませんが、「あんしん補償」に入れているという安心感は、仕事をする上でプラスになっています。