AdobeのPhotoshopやIllustratorなどのソフトは、Webデザインに関わっているとどうしても必要になることが多いソフトです。
しかしAdobeのソフトはかなり高額。現在はサブスクリプション形式でしか購入できず、Photoshopを最安で使える「フォトプラン」は月額1,078円、Illustratorを最安で使える「単体プラン」は月額2,728円(年間プラン・月々払いの場合)となっています。
そこで、利用するとお得なのが「学割」です。
学生・教職員はAdobeのすべてのソフトを使用できる「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン」が通常6,480円(年間プラン・月々払いの場合)のところ、初年度月額2,178円(年間プラン・月々払いの場合・2年目以降は3,278円)で利用できるのです。
利用を検討している人にとっては、あまりにも学生がうらやましくなってしまう価格設定ですよね。
ところが、実は社会人でもAdobeのソフトを学割価格で利用できる、とっておきの方法があるのです。
社会人でも学割価格で利用する方法
学割というと、大学生や専門学生などと、その教職員だけが使えるものと思われがちですが、実はAdobeの学割の対象は割と広いのです。
例えば、ハローワークの求職者支援訓練施設の受講者や、認定こども園や保育園、教育委員会の教職員も学割が使えます。
さらに、このような教育施設とは関わりのない社会人でも、アドビプラチナスクールパートナー認定スクールの受講生となることで学割を利用できます。
実際、私はこの方法でAdobeのソフトを安く利用することに成功しました。
私が受講したのはヒューマンアカデミーの「アドビクリエイティブスイーツ オンライントレーニング通信講座 」。各Adobeソフトの使い方をオンラインで学べる通信講座でしたが、Adobe Creative Cloud 付きのプランを選ぶことで、1年間学割価格でAdobeのソフトを使えるようになりました。
講座の価格はサポート期間によって変わりますが、最も安い1ヶ月コースに申し込んでもAdobeのライセンスは1年間続きます。
例えば、ヒューマンアカデミーの「Adobeベーシック講座」1ヶ月コースの価格は受講費用と1年分のソフト代で39,980円。これを12ヶ月で割ると1ヶ月あたり約3,332円となります。
結果的に学割でのコンプリートプランの価格(月額2,178円)よりは高くなりますが、通常料金(月額6,480円)の半額近い金額でコンプリートプランを利用できるようになります。
極端な話ですが、通常より安くソフトを利用する目的で受講を申し込み、講座は一度も見なくても問題ありません。
ただし、ヒューマンアカデミーの受講生になってから、ほかのサイトでAdobeソフトを購入しても学割は適用できません。あくまでも、Adobe Creative Cloud 付きの講座に申し込む必要があります。
それでも高いなら代用ソフトという手も
Adobeのソフトは学割を使えば安く利用できますが、それでも月額3,000円以上は必要になってきます。この金額を負担に感じるなら、いっそ別のソフトを利用するという方法もあります。
例えば「Inkscape」はIllustratorと似た機能を持つフリーソフトです。Photoshopのような機能を使って画像編集したいのなら「GIMP」というフリーソフトが使えます。
互換性を優先するのであればAdobeのソフトを使うのが一番ですが、単純に画像編集や写真加工ソフトを使いたいというだけでしたらさまざまな種類があります。
Adobeにこだわらなくても良いなら、別のソフトにも視野を広げてみてはいかがでしょうか。
※価格は2022年6月現在